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【ドローン体験記 #1】ドローンスクール選びは実技重視で選んだ方がいい理由

ドローンスクールに通う理由

 ドローンスクールに通う理由は人それぞれあると思います。私の場合は,ドローンを仕事にしたいと思ってスクールに通いましたし,資格だけあればいいという方もいらっしゃいます。また,ドローンがメインではないけど仕事にドローンを使いたいという方もいます。
 このようにドローンスクールに通っても得られる資格は皆同じで,
「ドローンの操縦に関する知識・経験がありますよ」ということを証明するものですが,理由はさまざまです。

ドローンスクールの数

 このように,さまざまなニーズがあるので,さまざまなスクールが存在します。令和4年8月現在,講習団体を管理する団体(管理団体≒カリキュラムを作っている団体)は87団体,講習団体(=スクール)は2021年時点で1000団体を超えているようです。さらに,これから免許制度が始まるため,スクール数はもっと増えるでしょう。
 こんなにスクールがたくさんあると,選ぶのも大変です。ある程度,選定基準を設けて選ばないとスクール選びだけで日が暮れてしまいます。ただ,ドローンスクールは,資格を取得するのに大体どこも20万円程かかるため,そんなに簡単に決められるものではありません。

実技重視の方がコスパがいい

 そのようなスクール選びに困っている方におすすめなのが,実技を重視しているスクールを選ぶことです。

【理由①】座学は独学でも身に付けられるが,実技は難しい
 基礎知識や法規などは,ドローン検定の教科書や法規関連の書籍が本屋に売っているため,独学でもやる気さえあればそれなりの期間で学ぶことができます。また,スクールによっては,テキストが流通している可能性があるため,講師の経験を踏まえた知識は得られないかもしれませんが,テキストを読めば大体の知識は得られます。しかし,実技は自分で練習して上達するには相当な期間を要しますし,地域によっては飛ばす場所すらない可能性もあります。

【理由②】実技を徹底的に身に付けたほうが実用的
 どのような理由でスクールに通うにしろ,たいていの方は最終的にドローンを操縦することになると思いますので,活用する技能をしっかり磨いた方が実用的です。また,操縦技術がしっかりしているのは,操縦している様子を見るだけで一目瞭然です。知識は習っても忘れるかもしれませんが,操縦技術は体で覚えるので,一度身に付けてしまえばなかなか忘れることはありません(数か月レベルで練習しなければ話は別です)。

 よって,資格だけほしいという方は金額で選ばれるのがよいかもしれませんが,実際に操縦する必要がある方は,同じ金額を払われるのであれば,実技を重視してスクールを選んだ方が,コスパがいいでしょう。

スクール選びのポイント

 実技重視をうたっているスクールにもいろいろあるかもしれませんが,その中でも選定のポイントは,教習専用の機体を使っているかどうかです。
 一般に販売されているDJI製などの汎用的なドローンは,GPSやセンサ,高度維持が効いているので,操縦がしやすくあまり操縦技術の向上には寄与しません。ですので,実技重視のスクールを選ぶ際はGPSやセンサ類が付いていなかったり,すべてOFFにして教習しているスクールを選ぶとよいでしょう。


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