【日刊ドローン情報 No.60】福岡のベンチャー企業 ドローンで“空の道”づくり カギは「正確さ」 物流の新たな挑戦
「空の道」というのは,株式会社トルビズオンが提供するソラシェアという,土地所有者とドローン事業者をマッチングするプラットフォーム(日刊ドローン情報 No.57参照)。このプラットフォームにより,土地の所有者は自分の土地上空を道として,ソラシェアに登録。土地所有者の登録が増えていくことで,空に道ができていきます。
この空の道を利用するにあたって重要なのは,ドローンの飛行ルートの正確さ。空の道に多くのドローンが飛行した際,飛行ルートがずれるとドローン同士の衝突や道を外れて飛行することによる訴訟や人的,物的被害のリスクが考えらえます。
現在,ドローンの測位技術の主なものとして,GPS方式,RTK方式,SLAM方式の3つがあり,今回の記事に記載されているドローンの検証はRTK方式の精度検証を行ったものです。測位技術については,別途記事にしたいと思いますが,GPSだと数mの誤差が出ることもありますが,RTKだと数cmレベルにまで精度を上げることができます。
空の道の確立に向けて,着実に検証が進められています。
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