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【日刊ドローン情報 No.138】ドローン配送を当たり前にする、アルファベット傘下Wingの野望(Forbes JAPAN)

 技術の進歩に伴い,いろいろなものの仕組みが「集中」から「分散」に変わろうとしています。
 電力は大規模な発電所にて集中的に電気を起こし,送電線・配電線で各家庭まで送電されていますが,太陽光や風力などの分散型エネルギーの出現や,パワコンや蓄電池,系統制御技術の進歩により近い将来,マイクログリッドと呼ばれる小さな送電網内で発電とその消費が行われるでしょう。
 金融も,ブロックチェーン技術の発明により,各国の中央銀行が発行している通貨が,仮想通貨のような発行主体の無い通貨にとって代わる可能性があります。
 もはやものの仕組みが「集中」から「分散」に移行するのは,時代の流れであり,不可逆的な変化なのかもしれません。
 物流においても,やはりそうだと思います。記事に記載されているように,数ポンドのものを運搬するのにトラックを用いるというのは,家庭で使用する電気を得るのに火力発電所を動かすことと同じで,やはり無駄が生じます。
 私たちが必要としている数ポンドの荷物は,やはりそれに適したもので運ぶのが一番合理的であり,それがドローンなのでしょう。それには,個々の荷物を発送する仕組みや,ドローンの安全で最適な運用の技術が必要ですが,これらが解決されれば私たちの便利な暮らしは一気に広がるでしょう。

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