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【日刊ドローン情報 No.62】地上に標定点の設置が不要な国産ドローン、エアロセンスが開発

 【日刊ドローン情報 No.60】で測位技術には,大きく分けてGPS方式,RTK方式,SLAM方式の3つあると記載しましたが,今回の記事はこのうちのRTK方式の改良版にあたります。
 RTK(リアルタイムキネマティック)方式は,GPS(GNSS)のほかに,地上に配置した固定局からの電波を受信することで,固定局からの位置を把握し,GPSからの位置情報を補正することで精度を向上させています。
 今回の記事に記載されているPPK(ポストプロセッシングキネマティック)方式は2種類のGPS(GNSS)から受信した電波の到着時間差からドローンの位置を正確に算出するということで,固定局の設置が不要となります。
 作業が簡略化できるうえに,高精度な測量が可能で,国土交通省が定めた公共測量で基準とされる,水平・垂直ともに精度±5cm以内をクリアできるということで,今後測量用途での活用が見込まれます。

固定局


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