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【日刊ドローン情報 No.161】センシンロボティクス、送電設備点検アプリケーション「POWER GRID Check」を沖縄電力で導入

 No.67でセンシンロボティクスが,送電設備点検アプリケーションの提供開始を紹介しましたが,早くも沖縄電力に試行導入されたようです。
 あくまで試行導入のため,本格導入されるかはわかりませんが,電力会社での導入が進めば,送電設備点検のスタンダードとなり得ます。
 送配電設備においては,グリッドスカイウェイ有限責任事業組合(東京電力パワーグリッド,NTTデータ,日立製作所,中国電力ネットワークが出資)が,電力設備の上空をドローンの航路として活用する,航路プラットフォームの構築に取り組んでいます。
 将来的に,このグリッドスカイウェイの航路プラットフォームと,センシンロボティクスの送電設備点検アプリケーションが連携できれば,点検の都度送電設備点検アプリケーションでの設定をしなくとも,事前の設定だけで送電設備の点検が自動化できる可能性があります。
 また,変電設備や配電設備の点検アプリケーションが構築されれば,送電線や配電線伝いに変電所を移動し,移動しながら各設備を自動で点検し,電力設備の巡視業務が完全自動化できる可能性もあるでしょう。
 沖縄電力での試行導入は,そのための第一歩となるかもしれません。


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