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【日刊ドローン情報 No.149】多種ドローンを集団飛行させる技術、防衛省が自衛隊の側面援助へ実証研究

 将来的に軍事用途として考えられているスウォーム技術とは,単に多数の機体群での飛行ではなく,各ドローンが自己判断で自律的に行動を行うもので,それにはAI技術の進化が必要だということです。
 ウクライナの戦争でも,ウクライナ軍の善戦はドローン技術によるものだと言われていますが,ドローンの進化により戦争の概念がこれからますます変わるのではないでしょうか。
 今はまだ,戦闘により多くの人が亡くなっていますが,現在では核兵器が抑止力となっているように,これからはドローンを含む無人機の性能の優劣が抑止力となり,万が一戦闘が発生しても人が前線に送り込まれることも少なくなって欲しいと思うものです。
 過去の歴史においても,インターネットに代表されるように,軍事技術は人類の発展に大きく貢献してきた側面があります。このスウォーム技術においても,ドローンによる配送や点検,警備などの自動化につながる可能性があります。きっかけは軍事技術かもしれませんが,新たな技術革新が生まれ,人類がより豊かになるような活用がなされることを期待したいです。

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