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あの日 僕は咄嗟に

4月27日 乃木坂46 井上小百合ちゃんの卒業する日です。そもそも私は井上小百合ちゃん推し、では無いのですが、かなり思い入れのあるメンバーということだけは間違いないのです。だから、書かせてください。

乃木どこ初期

初めて見た時から顔が整っていて、凄く向上心のある子だなというイメージだった。選抜が発表され、自分が福神メンバーではないと号泣して悔しさを露わにする、今ではあんまり考えられないような子だった。当時から乃木坂には自ら手を挙げて「センターになりたい」というメンバーが少なく、そんな中で彼女は愚直に福神という位置にこだわっていて、でも彼女がこだわればこだわるほど、その位置は遠ざかって行った。

乃木どこ中期

彼女はアンダーになった。初めてのアンダー。私もその時は衝撃を受けた。あんなに福神を目指していた子がアンダーという位置になるとは…、という気持ち。当時のアンダーは今みたいにライブなんか無かった。テレビのお仕事もほぼ無いし、代打で出る位だった。

アンダーライブ

8枚目シングルの時だった。楽天さんが「アンダーメンバーだけでライブをする」という企画をくださり、伊藤万理華や井上小百合を中心としてアンダーライブが始まった。ただ2人とも、中堅メンバーが故に、選抜に入ったりアンダーになったりと行き来する形になっていた。ただこの時期が無かったら今の乃木坂の形はないと、言い切れるくらいに大切な時期だ。

10thシングル

彼女はアンダーセンターになった。アンダーセンターは座長としてアンダーメンバーを引っ張っていかないといけない。そんな中、彼女は元々足が悪く、頑張りすぎて悪化させてしまった。痛さを隠してセンターというポジションに立つこともあったが、親友でもある伊藤万理華はその異変に気づいていた。

彼女は休むことを決意した。それはかなり苦渋の決断だったと思う。そんな中、開催されたアンダーライブ。センターポジションは空いていた。誰もセンターに立っていなかった。「誰のアンダーでもない」みんなの意思だった。そして「センターは井上小百合だ」というみんなからのエールだとも思えた。

新年一発目のCDTV

当時、10th選抜センターだった生田絵梨花が未成年だった為、深夜の歌番組に出られず、新年一発目のCDTVは誰がセンターをやるんだろう?白石麻衣か?橋本奈々未か?それとも兼任中の松井玲奈か?と色んな憶測があった中、センターに立っていたのは井上小百合だった。その時、私は鳥肌が立つくらいに感動した。

そしてその瞬間から私の中で「この人に乃木坂の選抜センターになって欲しい」と思うようになった。

乃木どこ後期

彼女はだんだんとアンダーになる回数が減っていき、選抜に選ばれることが増えてきた。そして何より個人仕事がどんどん多くなってきた。彼女の演技は凄い。舞台映えする演技力、共演者からも舞台を見に来ているお客さんからも絶賛されるほどだ。ただ勿論アイドルとしてもその舞台映えは凄かった。

3rdyearbirthdayliveを見に行った時。物凄い寒さの中、天空席で見てる私にも分かるくらい、パフォーマンスが熱かった。今でも鮮明に覚えている。ターンする時にふわっと広がるスカートや、見てる人を圧倒する表情。その全てに心を奪われた。あの時、あの瞬間は私のヲタク人生の中でもかなり印象深いシーンだ。

乃木坂工事中

どんどん人気になっていき、舞台のお仕事も増えてきたさゆは凄く楽しそうだった。言葉遣いもだんだん素の感じが見えてきて、アイドルにしては荒い?のかもしれないけど、むしろそれが心地よくて楽しかった。ただ、だんだんと彼女の中に「卒業」という文字が見えてきている気がして私は多分インフルエンサーくらいから、「いつ卒業してもこの子はおかしくないな」と思い始めたし、既に舞台の活動も中心として行っていた。

ただ私はどうしても、「井上小百合のセンター」が見たかった。選抜のセンターでパフォーマンスをする井上小百合を。

私は乃木坂46だと白石麻衣ちゃんと山崎怜奈ちゃんを推している。ただ、メールは井上小百合ちゃんのメールもとっている。何年前だろう、3年くらい?4年?前からずっと。始めは「山崎怜奈ちゃんと仲良しだから色々メールで送ってくれるかな」位だった。でもメールで井上小百合というアイドルを知れば知るほど「この子はやっぱり素直で素敵な子だな」と思った。

ここ最近はずっと色んな写真を送ってくれている。あの時送ってなかった写真、最近の写真、舞台の時の写真、色々。その全てに「乃木坂に対する愛」を感じられる。

単純に乃木坂に加入してくれる子はみんな大好きだし、みんな大切だし、みんな良い位置にいて欲しいと思うけど、推し以外で初めてこんなにも「センターに立ってほしい」と思えた子だった。その位、彼女にはアイドルとしての魅力が詰まっていた。

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もしもやり直せるなら

どこまで巻き戻そうか

君と初めて出会った日

それとも好きになった日

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「かぷ」

いつか、会えることがあったらいいな。

その時は自分に嘘をつかず、素直に「好きです、これからも応援してるよ」って伝えようって思う。

#さゆモバメ

ありがとう。

卒業おめでとう。

2020.4.27


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