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Bookログ

本を読むことは好きなのに、仕事や育児にかまけて全くといっていいほど読まなくなってしまっていた。最近は本を読む余裕が生まれて、月に2〜3冊くらいのペースで読めているから嬉しいし、楽しい。なんだか、心の充電をしている感じ。手帳にメモしているけれど、noteにも残しておこうと思って、「アルジャーノンに花束を」以降をここに記録。

Blue/葉真中 顕

小説の中に出てくるかつての子供たちに思いを馳せずにはいられなかった。違う親の元に生まれていたら、誰かが手を差し伸べていたら、そんなifが思い浮かんでは消えていく。きっとこれは小説の中の話ではなくて、現実に起きていることで、綺麗事になってしまうけど、全ての子どもたちが取り残されず幸せになれる未来が来てほしいと心から願ってしまった。

本屋の新井/新井 見枝香

書店員さんが本を紹介してくれる本。心に響いた一文を引用しておく。

1年に1冊でもいい。違う言語、違う文化で生きる人が書いた小説を読んで、自分の心が動かされる経験は、世界をちょっとだけ平和に近づける。

本屋の新井 p69

小説や自己啓発本など、外国の方が書いたものを翻訳した本にはなんとなく苦手が意識があり、なんとなく遠のいてしまっている。でも、例えその国の言語、文化がわからなかったとしても、本で繋がれるのならなんて手っ取り早いんだろう!と目から鱗だった。勝手に苦手意識を持たず読んでいこうと思う。

風が強く吹いている/三浦 しをん

10kmマラソンを来月に控えた私は、(彼らには到底及ばないけど)自分ごとのようにこの本を読んだし、自分のペースを知っているからこそ箱根駅伝に出る選手たちの桁違いの速さに驚愕し続けた。最後は自分も一緒に走っているような気持ちになってあっという間に読み終えてしまった。間違いなく箱根駅伝を見る目が変わったし、来年のお正月はこの小説を片手に見てみようと思う。

文字から得られる心の栄養って計り知れないなと、実感してる。本を読めてることによる日々の充実感がすごい。当たり前のように本を読む生活がしたいし、子どもが大きくなったら、家族で本の感想を話たりするのも楽しそうだな。家に、大きな本棚が欲しいな。

おしまい。

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