Viva la HamCup

#HamCup
#HamCupCrew

導入

『20XX年人類はHamCupになった』

 
 そんなスローガンを掲げたかどうかは覚えていないが、2023年10月29日、僕らはHamCup Crewの一員としてNFTの大海に漕ぎ出した。

HamCup Crew 当時のバナー

 
HamCup DAOのことを軽く紹介しよう。

  • ハムスターをこよなく愛でる集団

  • ほんてぃさんをこよなく愛でる集団

  • らたアートをこよなく愛でる集団

  • わちゃわちゃをこよなく愛でる集団

 大枠はこんなところかと思う。もう少し深く知りたい方々のために、HamCupDAOのCM(コミュニティマネージャー)じゃむまるさんの記事を紹介しておく。

じゃむまるらぼ
『HamCup DAOってどんなDAO?HamCupってどんなNFT?特徴・買い方・CMの僕がおすすめする理由について徹底解説!』



回想と説明

僕がNFTの世界に入ったきっかけは割愛しよう。NFTを始めてCNPRを知り、そこで出会った同期の仲間たちに導かれるように、HamCup DAOの門戸を叩いたのが、2023年の5月下旬頃だったと思う。門戸を叩くと書いたが、いつでも門戸は開かれている。

 その当時のHamCup DAOはまだまだ発展途上で、メンバーは3000人程、スペースは定期スペースが数えるほどだった。それでも、毎日の定期派生スペースの数は、頭ひとつ抜けていたと思う。

 現在は世界人口の過半数がメンバーであり、派生スペースは24時間、被りも気にせず乱立している。テレビ、ラジオ、インターネットにも進出し、日用品の販売、出版、運送、建築、不動産、電波事業、芸能事務所、観光事業、世界中どこに行ってもハムカップの名前を見る。

 政治の世界にもハムカップの影響はあった。初代ファウンダーのほんてぃさんが『ハムカップ新党』を立ち上げたとき、HamCupメンバーの政治家達が大量に流れ込み、一夜にして議席の過半数を超えたことは、鮮烈な記憶としてのこっている。

ハムカップ新党立ち上げ演説


 独特な選挙活動も話題になった。街頭演説やチラシ配りなどは一切行わず、Voicyとスペースだけで展開、同接は数十万人規模、本人が出ない応援スペースですら数万人を誇った。

  Voicyは2023年の4月1日から始まっている。365日、毎朝四時の更新は今と変わらない。僕が聴き始めた頃のVoicyは、要点を簡潔にまとめられていて、挨拶、本題、すべてのコメント返しまでが10分以内で聴き終われるようになっていた。 
 今ではコメントの数も膨大なため、コメント返し専用のスペースがある。


 ハムぶる

HamCup DAO、そしてHamCup Crewが世界を掌握できた要因をひとつ挙げろと言われたら、誰もが迷わず『はむブル(ランブル)』だと答えるだろう。

ランブルの詳しい説明はゆうとまんさんのブログでどうぞ
【NFT】Discordで行われるランブル(rumble)とは?【参加方法も解説】


 『はむブル』とは、ハムカップのディスコード内で行われる完全無料、完全運要素のオートバトルだ。完全運要素と書いたが、ハムカップには、まことしやかに囁かれている噂がある。『はむブルに勝つには話題になること』だ。

 その日、話題になった人が優勝する。はむブルに勝ちたい人は話題を作ろうとする。その活動がハムカップをさらに押し上げていく。話題が話題を呼び、人が人を呼ぶ、ここに来てハムカップは爆発的な増殖力を手に入れた。

 はむブルは初め、少ない時は10人ほどでやっていたこともあった。ゲームの特性上、参加者が増えればそれだけ時間がかかる。数千人規模のランブルを捌くのは不可能だった。はむブルは史上初の地方予選を取り入れた。月間リーグ戦、月間全国大会、年間チャンピオンと徐々に形を変え、今ではオリンピック競技になっている。

 世界中の人間が毎日『はむブル』に夢中になっている。『はむブル』のためにジムで身体を鍛え、『はむブル』のために資格を取り、『ハムぶる』のために『はむブル』を研究している。

International Ham-Ble Association(IHBA)

 研究機関は個人から大手まで様々だが、最大手は『International Ham-Ble Association(IHBA)』、各国が予算を出し合う公的機関になる。IHBAの統括所長の名前は安全面のため伏せられているが、彼の毎朝の連ツイで投資の世界が動くと言われている。


 本当に多くの出来事があった。ジェネの発売、ALの企画、抽選、争奪戦、派生プロジェクト、一点物のハムカップを巡って外交問題まで発展したこともあった。(これは国連の介入で事なきを得た)

 AL企画の1番最初に行われたのは、どっちの動画が好き?というものだ。

  AL企画はここから始まった。その後、ブログ、はむブル、ファンアート、ファン動画、ファンミュージック、ハム写真展、創作漫画、カラオケ大会など、大小様々なものがあった。企画を通じてスキルを学び、新たな才能に目覚める人たちもいた。その技術や学びは余すところなく、ハムカップに注がれ続けた。

 一点物のハムカップは年に1〜2体のペースでオークションが行われ、常に最高値を更新し続けている。いまでは一般の人に手を出せる額ではなく、世界長者番付に名を連ねるものでないと落札はできない。何体まで出すのかは公表されてはいないが、ハムカップだけに....と思われている。

 思い返してみると、僕たちを取り巻く環境は大きく変わった。あの頃はまだまだ日本のNFTは黎明期で、CNPのroadさんが『CNPの総数より人数は少ない』みたいなことを言ってたのをよく覚えている。学校でのNFT発行や大阪万博などを皮切りに、堰を切ったように身の回りにNFTが溢れかえった。

 バブルになったNFTの世界では、多くのプロジェクトが立ち上がり、多くのプロジェクトが淘汰されていった。夢や希望を語りながら、その実を持たないものはすぐに見放された。

 NFTが身近になればなるほど、人はNFTに付加価値を求める。画像の持つ魅力は薄れ、実利を見るようになる。サービスを継続できるプロジェクトだけが生き残り、多くのDAOは企業との連携で息を繋いだ。

 ハムカップのユーティリティはHamCup owners、HamCupCrew ownersなどの提携サービスはあるが、基本軸としては

  • 人と人の繋がり

  • 企画を通じての学び、喜び

のこれだけだ。実利サービスに振り切ったNFTの世界で、なぜハムカップが覇権を取れたのか分かるだろうか?

それは

『可愛いは正義』


だからだ。

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