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円周率1,000桁再現


こんにちは、ちゃんしです🐸


9/28(土)

この日は、くるくる会という団体が開催する「東京記憶力競技会2024秋」に参加した。

※くるくる会は主にルービックキューブ等を楽しむサークルです

私はその中の種目「円周率再現1,000桁の部」に今回参加した。

競技内容は簡単に説明すると、方眼紙に円周率1,000桁を何も見ずに書き、正確性と速さを競うというもの。書き直しは可。

尚、数字を1つミスすると、最終タイム(秒)の5%秒が最終タイムに加算されるというペナルティが発生する。

例:最終タイムが12分で1ミス
の場合、最終タイムは12分36秒になる。


事前知識はここまで。
ここからは、私の心境を話していく。

当日の朝。

目覚ましのアラームで起き、出かける前に円周率再現の予行練習を行った。

しかし、そこで普段あまりしないミスをする。
本番当日の緊張のせいだろうか。
朝から不安が走る。

円周率再現の受付開始は11:40。
私は会場に11:00頃に到着した。

会場内のカフェで最終調整を行う。
しかしまたしてもそこで致命的なミスを行う。

どこかで10桁書き飛ばしたのであった。

私は必死にミスの箇所を探した。
見つけた後、私は心が折れそうになった。
もう円周率を書くのが怖くなってしまうほどに。

私は小学生の頃の円周率大会で、最初の10桁で書き間違えるというミスをした事がある。
その時の悔しさは今でも覚えている。
もうあの時のような思いはもうしたくなかった。

ミス発覚後、勇気を振り絞りラスト1回の練習を行う。何とかそのラスト1回は、大きなミスをせずに終わり、会場へ向かう。
しかし、私の心の中には先ほどのミスが大きく刻まれ不安が大きくなっていった。


会場へ入ると、そこではまだ別競技が行われており、何とも入りづらい雰囲気。
会場に入るのを躊躇っていると、一緒に円周率再現に参加する「πさん」と遭遇。(Xのフォロワーさん。私と同じく円周率ガチ勢)一緒に会場へ入り、無事受付が終わる。

前の競技が終わり、ついに円周率再現の番。
スタッフの人から粗方説明がされる。
説明中、スタッフの人が10分は掛かると言っていたが、私は心の中で「10分は切れるだろうな」と実際に測った事ないのに勝手に思っていた。今思うと、この時の自分はなんて愚かだったのだろうと振り返る。

そして競技が開始される。
私は手元のストップウォッチのボタンを押す。

しかし競技開始直後、私の体に異変を感じた。

手がめっちゃ震える


練習では感じたことがない手の震えが私を襲う。数字を書く度に手が震え、そのせいで思うようにペンが進まない。自分の手ではないみたいだった。

どうやら思っていた以上に自分は緊張していたみたいだ。それもそのはず。このような大舞台は数年振り、なんなら大人になってから初めてではないだろうか。

手の震えのせいで数字が乱れる。ちなみにこの競技の正誤判定は人の目で行うため、私は手の震えのせいで読みづらいと思った数字はその都度訂正をしていった。

何より、競技開始前のような致命的なミスだけは避けたかった。競技中は最終タイムよりもミスをしない事だけ考えていた。

そして1,000桁書き終わり、ストップウォッチを切った。タイムは12分48秒と見えた。
書き終わった後は、ひたすら自分が書いた方眼紙を見ずに競技が終わるのを待った。

そして競技が終了し、採点に入る。
私が採点を行った人は、なんとノーミスであった。そして自分の結果がどうだったか気になっていた。

採点者の元へ駆け寄ると、ちょうど私の採点が終わったくらいだった。

結果はノーミスだった。
この上ない嬉しさだった。

しかし隣のテーブルでは、前述で話したπさんの結果が聞こえてきた。
なんと2ミスをしてペナルティタイムを加算しても尚、9分を切るという驚くべき結果だった。

他の参加者も驚いていた。
凄い結果すぎて、悔しさとかも感じなかった。
むしろ流石だなと感じ、心の中で拍手をした。
恐らく1位はπさんだろうと思っていた。


となると気になるのは2位。
私のタイムは、私が採点した人のタイムよりは速かった。しかし他の人(6人くらい?)のタイムは分からなかったため内心ヒヤヒヤしていた。


そして表彰式。


円周率再現1,000桁の1位は、やはりπさんであった。


そして2位の人の名前が呼ばれる…


自分の名前が呼ばれた。


嬉しかった。
と同時に安心した。
どちらかというとそっちの方が大きかったかもしれない。

ちなみに3位は13分台。もしもミスをしていたら順位は変わってたかもしれない。


そして「東京記憶力競技会2024秋」は閉会した。


大人になってからの初めての円周率大会。
今まで円周率をたくさん覚えたとSNSで言ってきたが、それだけでは所詮、自称の記録でしかない。
でもこういった大会が開催されたおかげで、自称ではなく、公式に自分の努力が認められたのだと感じ、嬉しく思う。

また、参加者も思ったより多く、おそらく1,000桁の部は私を含めて8〜9人くらいは居たと思う。(正直4人くらいだと思っていた)
今後、円周率再現の競技人数がもっと増える事を祈っております。そしていつか、その中で1位を取れるよう、今後も精進して参ります。

改めて、主催者の方々と参加者の方に感謝です!ありがとうございました!


そういえば小学生の時に貰った賞状は
どこにいったのだろう
久しぶりにストップウォッチを使った。
間違えてリセットしなくて良かった。

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