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小口先生の施術(ごかいめ)

今年の梅雨は よく雨が降る…

涼しくていいかな…とも思ったけど、やっぱり それなりに暑いし、何より湿気!!!

熱のこもった重い空気が ベタベタまとわりつくのは不愉快だ。

もっとも その空気よりベタベタしてるのは 自分の汗で…

肌がサラサラに乾いてるのなんて、よっぽどクーラーの効いた部屋に入った時のみ。

雨の降る屋外といい、湿度の高い空気がよどむ室内といい、このジメジメ感からは なかなか逃れられない…

夫に言わせると、こんな季節は 余計に調子が悪いそうだ。

天気の影響も かなり受けるらしい。

パーキンソン病だから 普段から動かないという症状や、震えなどはあるものの、他にも痺れ、痛みといった症状があり、湿度の高さか、あるいは気圧なのか…そんなお天気の状態にも そういった症状は かなり影響を受けているというのだ。

その言葉の通り、今日(2020.7.21)も すこぶる調子が悪い。

立ち上がるのにも 相当時間がかかる。

「動け!」と唱える夫。

「その掛け声が悪いんだよ、動くな!の方がいいんじゃない?」と返す私。

…夫曰く、動かない時に 動かそう、動かそう、と思えば思うほど動かなくなっていくというのだ。

それが正しいとすると、やはり「動け!」の呪文は間違いということになる。

何とか足が出て やっと立ち上がると思いきや、そのままよろける。

「おっとっと…」そうですね、あなたは夫。

「どちらまで??」と支える私。

「今日はバランサーも狂ってるな…」の言葉通り、ただ立っている時でもバランスを崩すことは よくある。

皆さん、ほとんど意識することはないと思いますが、無意識下において 人間ってどんな動作をするにも本当にうまくバランスを取っています。

要は夫の場合、感覚的にはバランスをとるための体重移動を脳はさせているはずなのに、その動作を起こすための電気信号がうまく送られず、実際には筋肉が反応できていない現れなのだろう。

そこに出していると思った足が出ていない。

こんな時、支えがなければ転倒する。

だから、パーキンソン病患者にとって 転倒による骨折や靭帯損傷も深刻な問題なのです。

「よーし!!!順調に調子が悪いな、小口先生に診てもらいがいがある!!」と夫。

「そうだね、せっかくだからいちばん調子悪い時がいいよね!」と私。

前フリが長くなりましたが、そんな感じで5回目の施術のため静岡の 筋整流法本部道場に出発しました。

フリが長かったので ここからダイレクトに施術の話に入ります…

ひたすら調子の悪い夫、待ち合いの椅子から小口先生のところまで歩くだけで左足を引きずります。

「調子悪くて…」の夫の言葉に

「そうみたいだね」とにこにこ笑顔で返す小口先生…

こういうのって信頼関係ですね。

…いつも、底辺なりに腱引き師を名乗らせていただいている立場上、この先の1番大事な施術の部分を詳しく皆さまにお伝えしようと思うのですが

さっぱり

わからない!!

…今回も撃沈です。

小口先生の指はピンポイントに背中、腰、首、腕、足…と触れて行くのですが…

触れる、というより沈めていくようでもあり…

それにより、確かに硬直は鎮まっていくようで…

本当に わずかの時間の後にはスクッと立ち上がる。

そして、どちらの足でも片足立ちができてしまう。

「動けます!楽に動けるようになってます!!」と夫。

最後の仕上げは、小口先生のこのひとこと…

「いいよな、これ以上悪くしないってのが目標で。これ以上悪くならないようにしていきましょう!」

必ず治るとか、良くなるとか、騙すような言葉は一切言わない。

ここでまた、夫は小口先生への信頼を強くするのでした。

そんな夫が趣味で作る 鯰釣り用ルアーがこちら!

こんな細かい作業もできちゃいます!!

そして今回は…

わたしも小口先生に施術していただきました!!

2年前、全力疾走した時に肉離れを起こしたところが半年くらい前から違和感が出はじめ、徐々に悪化…

最近は立って前屈しようとしても、あるところまで行くと症状のある右を庇い、身体が左に流れてしまう状態。

日常生活には特に問題ないのですが、仕事には支障アリ…

無理すれば…とも思うのですが、完全にロックがかかった状態なので 痛いのを我慢するもなにも、痛みを感じた瞬間には身体が それ以上動くのを拒否し テコでも動かない!!という感じに固まってしまうのです。

それで、小口先生にお願いしてみました!!

この辺りのトラブルということで…

そこは腱引きらしく「痛っ!!!」ってなりましたが、ほぼ一撃!

痛みは少し残っているのですが、筋肉痛程度なので無理が効く、動く、動く!!!

小口先生からも動かしちゃっていいよ、とのお言葉をいただいたので、多少痛くても安心感があります。

なんと言っても、また痛くなっても小口先生にお願いすればいい訳ですから!!!

もし またこうなったら…って思うことって、すごく不安だし だから躊躇することだって出てきてしまうんだけど、そこに砦があること…

すなわち、大丈夫、またお願いすれば何とかなる、って思えること。

これって すごく心強く、気持ちを前向きにしてくれることなんだな…と改めて思い…

腱引き師の端くれとしても 学びの多い時間となりました!

実はもう1箇所…

第7頚椎の辺りにも痺れがあって触られたくない恐怖感があったのですが…

新しい肩上げ、素晴らしいです!!!

これまた、万一再発しても 次はもっと良くなるな!!と確信できるような結果でした!

小口先生、ありがとうございました!!!

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