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こんな暇な日に聴く冬の歌

大学生の春休みというのは暇なもので、バイトもなく、誰かと遊ぶ予定もなく、「THEE・冬の空」って感じのこんな薄曇りの日には、家で音楽を聴きながら物思いにふけるに限るんですよ。終わってるなって思うけど、俺なりのリラックスです。

自前のプレイリスト「冬ベスト」を何気なく再生。
基本は曲順などにこだわりは無く、シャッフルで流す。

「スノースマイル/BUMP OF CHICKEN」から始まった。冒頭の
「冬が寒くって本当によかった 君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招きする為のこの上ない程の理由になるから」。

なんともロマンチックで冬の素敵さを知るとともに、こんな洒落た恋がしてえなぁという屈辱混じった複雑な感情になる。ましてや、こんな何もせず終わってる1日を現在進行形で過ごしている俺にとって、スノースマイルは凶器である。

虚空を眺めながら、次の曲へ。


「君と会った時僕の今日までが意味をもらったよ」
「新世界/BUMP OF CHICKEN」

こんなにも情けない気持ちになるなんて。
確かロッテのチョコのCMかなんかで使われてて、コンセプトがバレンタインだったから雰囲気でプレイリスト入れてたけど、非リアがこんなキラキラした冬恋の歌を2コンボで喰らうと(ましてやこんな終わってる以下省略)もう感情が無になる。

何も感じない。
俺の人生は灰色。
この空のように灰色。

とか言ってたら次の曲

「だんだん不思議な夜が来てあたしは夢の中へ」
「LOVER SOUL/JUDY AND MARY」

最近ジュディマリを聴くようになって、中でも気に入った曲の一つ。
結局また冬の恋の歌。でもなんか幻想的な感じがして、不思議と心地いい。
寧ろ「takuyaみたいにギター上手ければ」というベクトルの違う虚無感に苛まれる。
この虚無はあれだから。BUMP×2によって虚無の地盤が固められただけだから。takuyaが俺を追い込むだけだから。yukiは俺に寄り添ってくれてるから。

「二人の記念日/嵐」

我ながらバラエティに富んだ趣向だなぁと感心する。ここへ来て嵐、しかもまあまあコアな曲を入れてるなんて。世代的には嵐にどっぷり浸かっていたが、ここまでとはいまだに自分でも驚いている。
復活はよ


「K/BUMP OF CHICKEN」

結局BUMPと冬は引き離せないんだなぁ。そして俺とBUMPも。そしてシャッフルのくせ偏りが半端ない。文句なしの名曲ではあるけど、ここまで来るとApple musicの俺への当てつけにしか感じない。何故なら、絵描きにも恋人がいるからである。俺は同級生の好き同士の仲人にしかなれないというのに。

俺含む男2女2で水族館行って男友達がそのうちの片方の女と両思いだからってもう片方の女と一緒にセッティングとかいろいろしてあげたっけ。で、俺もそいつと良い感じになれるかと思ったけど後日普通にそいつ彼氏できてたし。
俺はさしずめホーリーナイト。誰か俺に彼女(KANOJO)の「K」を与えてくれ。
どうしたって冬の恋から逃れられない、そんな昼下がりです。

…ギターでも弾くか。

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