第9回情報リテラシー論

□テレビの衰弱と動画メディア
YouTube、Amazonプライム、Hulu、Netflixなどの動画配信サービスが浸透し、若者を中心にテレビ離れが問題になってきています。そんな中テレビ側ではどのような工夫がされているのかを今回は説明していきたいと思います。

2012年の9月頃、テレビ離れという現象が始まりました。
この頃には、国内でのスマホと人気動画サイトYouTubeの普及が進んでいました。今までよりもちょっとした暇潰しや自分の趣味に合ったものを気軽に見られるということから若者のテレビを見る頻度が少しずつ減っていきます。
その結果、2018年頃にモバイルデスクトップなどのデジタル媒体がテレビの利用率を追い抜くことになりました。

テレビ側は徐々に単体では広告や宣伝をすることが難しくなり、その対策としてテレビのみならずネットへの番組進出、現代のスマホを活かしたサイトやアプリへの誘導を工夫し始めます。

・動画サイトでの番組やニュースの公開
最近のYouTubeでは、テレビで配信されているニュース番組、バラエティ番組を視聴することができます。目的の情報をすばやく見つけることができたり、動画のコメント欄から内容に関して多くの人の考えや意見を見ることができます。

・見逃し配信機能
TVerやHuluなどの動画配信サービスでは見逃し配信という機能があります。その名の通り、放送された番組を後日視聴することができるものです。これによって番組はリアルタイムでの視聴以外に動画配信サービスからの視聴も獲得することができます。

・QRコード
週間天気などの詳しい情報を記載したサイト、自然災害時に国内の外国人向けに英語表記で情報を記載したサイトなどにQRコードが使用されています。スマホのカメラで簡単に読み取ることができるので情報提供やサイトの誘導にとても便利です。

テレビ離れの理由
・ワンパターンな内容、放送手段
・放送時間の有限、視聴のタイミングの違い

これらの問題を解決するためにテレビ業界も様々な工夫を凝らしています。私も現にテレビ離れをしている若者の1人になっているのですが、テレビ放送の番組をネットで見たりしています。こんな風にテレビ離れ対策としてされている工夫はいきているんだと感じます。

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