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消滅都市に登場するブリキの正体について

消滅都市のメインストーリー
「天上の世界編」に登場するブリキ

黄色と紺色を基調としたドレス服をまとっている
(おてての指先がピンっと張っているのが特徴)

ゲーム中のキャラクター紹介によると・・・

気ままな女神ブリキ
"天上の世界の住人
最近はニンゲンに興味があるらしい"

ゲーム内の紹介画面より引用

天真爛漫とはまさにこの子のためにあるのではと思うくらい、いつも無邪気で好奇心にあふれた女神さまでした。

ゲーム本編ではブリキの名前の由来や真の能力
そして、はっきりした正体は明らかにされていません。

しかし、天上の世界(イデア界)で
女神さま」と名乗っている以上
ニンゲンとは異なる存在なのでしょう。

そこで今回は、詩の女神ブリキについて彼女(?)が何者なのかについて探ってみたいと思います。いつもより、あっさりめの解説です。

キャラクター名の表記について

Brikitte,the Stubborn Goddess

英語の意味がわからなかったので、「the Stubborn」のを調べてみました。すると、この単語には「頑固な、強情な、意地を張る」という意味があるようです。ブリキの性格については、メシエや所長との会話シーンから負けず嫌いのような雰囲気も感じられるので、この場合「負けず嫌いの女神さま ブリキ」と意訳してみました。ちなみにBrikitte(ブリキット?)という名称は調べることができなかったので、消滅都市独自の呼び名なのかもしれません。

メシエも天上の世界の住人だった

天上の世界のメインストーリーを追っていくと
元々メシエも天上の世界の住人だったことが分かります。

ここで言うニンゲンとは失われし世界(world:A)の
タイヨウとツキが所属している組織を指している

どうやらブリキは失われし世界に赴き、地上に落とされたメシエと邂逅していた時期もあったこともあるようです。

人々の信仰が高次存在の女神に力がもたらされる

余談:天上の世界に居た頃のメシエとは?

メシエとの回想シーン

女神の力は人間の信仰心に依存し、既に女神としての役目は終えたと話しています。これはアニミズムの信心が薄れた現代社会を比喩する意味合いも含まれているかもしれませんね。

メシエは地上に降りてからついた名前
見た目も天上の世界(イデア界)に居た頃と違うようだ

また、メシエという名前・形も本来のモノとは違うようです。結局ストーリーを最後まで追ってもメシエの正体は不明でした。しかし、わたしなりの解釈・考察をした記事がありますので、メシエについてはこちらを参考にしてみてください。

では、ブリキの正体は一体なんだったのでしょうか?メシエと比べると、ブリキの正体は名前やストーリー、タマシイの立ち絵から何となく察するところがあります。

ブリキの正体

女神ブリキの正体はタマシイの立ち絵に
それらしい名前が書かれています。

この部分

よく見てみると【Brig…】までの文字を確認することができますね。

キャラクター紹介のテロップには造語らしき【Brikitte】

これらの断片的なワードから
該当しそうな女神が神話上に存在します。

それがケルト神話に登場する
女神ブリジット(ブリギット)
です。

ブリギッドは「詩人が崇拝した女神」であり、彼女には2人の姉妹がいたと書かれています。これは、彼女が三相女神であった可能性があることを示唆しています。彼女はローマの占領の時に英国の女神に関連していないBrigantia、の覇権の擬人Brigantesイングランド北部の部族が、時にはによる名前の類似性に彼女に関連付けられています。

ブリギッド(Brigit, Brighit, Brid, Briid, Brigid)
ケルト神話に登場する女神
アイルランド地方で広く信仰されていました
火、金属細工、豊穣、家畜、作物の実り
そして詩の女神です。

その名はアイルランド語で
「崇拝される者」あるいは
「高貴な者」という称号に由来しています。

これはわたしの単なる願望と憶測です。
実際はブリキの正体なんてないかもですし
本当は女神さまでもないかもしれません。

しかし、このシーンを見ると
詩の女神に由来する力がありそうですよね。

天上の世界第3章 第15話
女神の不在証明より

この記事はあくまでわたしの解釈です。

認知科学では全ての人が同意する客観的な世界なんてものが存在しないと考えられているため、解釈に正しさや間違いを求めず、人それぞれの楽しみ方を受け入れるほうがポジティブではないかとわたしは思います。

これからも自分の感性を大切にしながら消滅都市に関する意見や感想を書いていきたいと思います。拙い文章ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

おまけ(過去に描いたブリキちゃん):

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