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綾辻行人『十角館の殺人』新装改訂版

あらすじ
【とある大学の《推理小説研究会》のメンバー数名が、離島にある館で一週間過ごすことになったのですが、ここで悲劇が始まる。】
という感じでしょうか?

この作品が、著者のデビュー作だったこと自体、初めて知りました(笑)。
何十年も前の作品が、色褪せることなく読み続けられていること……それだけ優れた作品という証拠ですね?
(疎くて申し訳ありません……。)

《新装改訂版》ですので、当時発表した文章表現とは違うことや、表紙の絵柄も違うことも、“あとがき”で知りました。

私にとっては、今回初めて読んでよかったのかもしれないですね?
活字の大きさや書体(フォント)、文章表現……読みやすく感じました。

かなり分厚い文庫本ですが、空いた時間に読んでいました。
2日~3日で、読み終えました。
それくらい、続きが気になり……。

……で、何?
意表を突く“あの台詞”って……。

今まで読み進めながら、私なりに考えていたこと……全て覆るって……。

既に読んだことがあるお方には、説明する必要ないことでしょうか?

あと、この作品の“モチーフ”として
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』が使われていることも、言わずもがなでしょうね?

真犯人の“動機”や“結末”は、違っていますが(同じでは困る?)、意表を突く展開は素晴らしいと思いました。

《館シリーズ(?)》他の作品も、機会があれば購入してみようと思います。

※私自身は、物語を生み出すことが難しいので、全ての作家さんを尊敬しています。

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