横山秀夫『64㊤㊦』
昭和64年におきた、未解決の誘拐事件。
時効間近で、ついに真相が明らかになる。
…という《テーマ》を基盤に、それぞれの登場人物の抱える苦悩や葛藤も書かれているような印象でした。
警察の組織内の覇権争い……(本当にあるのか?私には分かりませんが、リアリティーに溢れていたと思います。)
広報部と新聞記者の軋轢……こちらもいろいろ怖い?
誘拐事件の被害者の家族の思い……読んでいて切なさを感じました。
上下巻の長編小説でしたが、続きが気になり、時間の許す限り読んでいました。
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