平野啓一郎『ある男』
平野啓一郎さんの作品に《ハマった》訳ではないのですが……。たまたま書店に行って、平積みされていたため、つい購入しました(笑)
帯に書いているのですが、映画化されるみたいですね?(おそらく、観ないです……。)
帯の縦書きの部分《愛したはずの夫は、まったくの別人だった》ということの意味だけ、大まかに解説(?)しますね。
とある女性が結婚した相手が、仕事中の事故でお亡くなりになったのですが、その男性が名乗っていた氏名が、実在するお方の別人だったことが判明して、亡くなったお方の“正体”を調査するお話です。
若干ネタバレになるかもしれないですが、この作品には、戸籍の売買が絡んでいます。
そこまでして、見知らぬ人になって自分の人生を偽って過ごすことを選ぶのにも、いろいろ複雑な事情があるみたいですね……。
奥が深い作品だと思いました。
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