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伊坂幸太郎『重力ピエロ』

《兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。》裏表紙のあらすじより、一部抜粋。

事件は、連続放火です。放火された場所は、過去の出来事と繋がっているのですが……。

この本の《テーマ》(私の個人的見解ですが……)は、『家族とは?』という問いかけのように感じました。

《家族=仲良し》のような、幻想的な方程式は、私の中では存在しません。(私自身が、両親やきょうだいと日常茶飯事のようにケンカしていた影響だろうと思います。それでも、現在はケンカすることがないですし、いろいろ感謝しています。)

現在の私の家族は、夫だけでしょうか?(戸籍上では)。あとは、ネコさんです。

苦楽を共に背負い、歩むことで《家族》になるような気がします。(どこかで聞いたような言葉?)

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