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松本清張『砂の器 上・下』

このところ、昔の作品を読んでいることが多いですね?

この作品が発表された当時は、私が生まれる前(昭和38年7月 と、文庫本の最後のページに書いてあります)です。

この作品では、ハンセン病を扱っています。
当時は、この疾患に対しての差別がキツかったようですね?
現在の医学では、完治可能な疾患のようです。

私は、この作品の原作は初めて読んだのですが、テレビドラマでは見ていました(和賀英良役が、中居正広さんのドラマです)。
※犯行動機は、原作とは違っています。

このドラマ以前にも、何度か映画化やドラマ化されていたようですが、全ての映像化作品で、犯行動機を変えているようなことを聞いたことがあります。(原作者の遺族の意思もあるようです)。

ハンセン病……私は、詳しい知識がないため、何とも言えませんが……誤解をされたまま、今も苦しんでいる遺族がいらっしゃるようなことも、どこかで聞いたような気がします……。
一度悪い印象を持たれたものを、覆すことが難しいことの一例でしょうか?

それでも、約半世紀以上読み継がれている作品ですので、名作には変わりないでしょうね?

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