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1986〜1998年、コンビニおでんは店舗で手作りだった

現在は、コンビニおでんはセントラルキッチンで下処理され、店舗で仕上げする流れになっている。

私が小学生の頃は店舗でいちから作っていた。
父が青果店で材料を大量に仕入れし
大根、こんにゃく、卵、それぞれ順番に大きな鍋で下茹でしていた。
ガスは使えず、電熱線の卓上コンロで加熱していた。

私が小さい頃のお手伝いはゆで卵の殻むき。
ボコボコになったり黄身が出ると父に怒られた。
包丁が使えるようになってからは、大根のかつらむきを手伝った。
おでんで人気の大根とゆで卵、意外と手間がかかる商品だった。

アイスクリームのショーケースもあった。

31アイスのようにショーケースに入っているものをディッシャーですくってカップやコーンに入れるスタイルだった。
おままごと好きな小学生の頃はディッシャーが好きで無意味にカチャカチャしていた。
アイスの保管スペースでは色々凍らしていた思い出がある。

2000年に店舗を移転したときにショーケースは無くなった。

1番怖かった機械は、パンスライサー
なんと食パンのカットもコンビニでやっていた。

2〜3斤ある長いパンを仕入れ、売れたらカットして補充するスタイルだった。
電動スライサーには絶対に近付くなと言われていた。
パン屋さんでスライサーを見掛けたときは懐かしい思い出がよみがえった。



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