4月振り返り B級botterになった
はじめに
はじめまして、ちゃまと言います。
半年ほど前からbotというものを作り始めたのですがようやく今月botの利益が初めて月次B級になった(というか勢い余って日次B級になったりして喜んでましたw)ので、記念にnoteを書いてみます。ちなみに日次B級の日があったものの結局月単位でのbot益はA級に及ばずでした。
強botterのみなさまからするとB級ってただの雑魚botterでしかないとは思いますが優しくしてください😇
メインbot
上記で日次B級になったと書いたbotはカテゴリーとしては裁定botになります。柱というよりは最初にやられる隊員という感じですが。
今月は4/2と4/12-13あたりで2度大きめの価格変動が起きたため大きな鞘が生まれていました。このbotの利益も多くはその時に得たものです。
バブル時の急落はお金になるんだなあと学びました。
このbot自体は現在も動かしていて、鞘が消えたら悲しいので特に詳細は書きません。
というわけで以下にはそれ以外でやっていたことを書いてみます。
ちなみに、手動でやっていたことを多分に含みます(botterとは)
4月にやったこと
今月やったことをいくつか書いていきます。
ワームホールトークンエアドロップ&上場
Solana発のbridge protocol(正確にはmessaging protocolというらしい)であるwormholeが4/3にワームホールトークン($W)のエアドロップを実施しました。
私自身はwormholeをまともに使いだしたのが今年に入ってからということもあり$W自体は1枚も貰えていないのですが同じくsolana上の大型エアドロップとなった$JTOの時は結構大きな鞘があったと聞いたのでなんかいいことないかなーと思い準備することにしました。
準備自体はとてもシンプルで、主要なCEX/DEXのSOLや各種SPLトークンの価格差を監視するbotを用意しただけです。(こんなんで準備と言えるのか…?)
本当はswapや送金なども自動化したかったんですが上場2日前くらいから準備を始めたこともありそもそも全然間に合わなかった/よくわかっていないまま自動化して送金等で事故るのが怖かったのでそこは諦めました。
とりあえずSPL銘柄一通り監視して、鞘が出たら手動でswap/発注等ができたらいいなーくらいに思っていました。
当日まで運営のアナウンスがほとんどないような状況であったため延期なのかなと思っていたのですが、Solscanを眺めていると当日アナウンスされていたclaim時間より5分ほど前くらいからtokenの移動が発生していました。
つまり、実際には当日アナウンスされていたclaim時間より5分ほど早くからclaim出来るようになっていたようです。
claim時間がずれていたことから他の人たちも気づくのに遅れたのか、特にCEXに着金し始める前の初動としてはDEX間でも$Wの鞘があって少しですが拾えました。
やっていたことはシンプルにあるDEXで$Wを買って別なDEXでそれより高く$Wを売っていました。
当初は$1.7程で購入して$1.9程で売却できました。その後すぐに価格が下落する速度が速くなり、買ってから別のDEXで売り捌くまでの間に購入時価格を下回るようになってきたのでこの取引は諦めました。
私の場合初動としてエアドロのclaim作業がない分、割と早いタイミングで動きだせたのはよかったです(エアドロもらえるほうがいいに決まっています)。
もっとも、$Wの現在価格から考えるととんでもなく高いところで買っているのでちゃんと捌ききれてよかったなーという感じです。
単純送金型の裁定は価格変動リスクが高くて恐ろしいですね😇
swap/送金まで自動でやるbotが作れていればもう少し取れていたように思うので、これはbot化できるように勉強して次に活かしたいです。
また、普段からアビトラされている方には常識なのかもしれませんが、エアドロ対象でなかったとしても上場当日はやれることがあると身をもって感じられたことはよかったです。
ちなみに私がDEX間の鞘取りを諦めた後はCEX間、具体的には例えばbitget-bybit間にはbitget側の価格が高い形で大きく鞘がありました。
これは現物を多く持っていないと取れない鞘だったのでエアドロ対象者の方達の中で取られてしまっていて羨ましいなーと思っていました。
(蛇足ですが現物を持っていないとこの鞘が取れない理由はCEX側は入金はできるもののしばらく出金できないためです。)
Liquid Staking Tokenの鞘
こちらは具体的なチェーン名やprotocol名は書かないですが、いくつかのliquid staking tokenに鞘が出ていたので気がつく度に拾っていました。そこまで大きな金額ではないんですが、たまに1回のswap/redeemで100ドルとか拾えたりもあって楽しかったです。
やっていたことは簡単で市場で元のtoken -> LSTにswapしてそのLSTをliquid staking protocolで元のtokenにredeemしていました。
市場価格の方がprotocolでLSTをmintするよりも良いレートになっていたため元のtoken-> LST -> 元のtokenのpathで元のtokenを増やすことができました。
一応同じようなことを狙っているっぽい人はいたのですがそこまでメジャーなチェーンでなかったことと、裁定機会自体多くはなかったこと、protocolの仕様的に常に償還できるようなものでもなかったことなどからbotらしき存在はいなかったですし、最初は私自身も手で気がつく度にちまちま拾っていました。
途中から流石に自動化しようと思ったのですが、dexで直接コントラクトを呼び出す方法が全然わからなかったのでやり方をいろいろ調べて、あらかじめ現物を持っておき償還できるようになったらひたすら償還用のコントラクトを呼び出すという中途半端なbotを作って半自動くらいで動かしていました。
かっこよくatomicに鞘取りできるようになりたいです。
ちなみに、調べるのに時間がかかりすぎたため、ちょうどbotができたタイミングくらいでprotocol利用者がほとんどいなくなって鞘も死んでしまったのでこのbot作成はほとんど時間だけ無駄になりました、これが日ごろの素振りが大事ってことかあ😇
やれなかったこと・反省
国内CEX-国外CEXの価格乖離
4/13にBTCは前日比5%程度下落、その他の草コインも軒並み下落しました。
この際に、国内CEX-国外CEX間で国内CEX側で価格が高い形で鞘が広がっていました。
気づいてはいたんですが、あんまり国内CEXに日本円を置いていなかったことに焦ってほとんど拾えませんでした。
冷静になってみれば、別に日本円がなくても鞘の小さい草コインを国内/海外の送金に使って、鞘の大きい草コインの価格差を取ればいいだけだったんですが急にこういうイベントが起きるとその場で冷静に対応できませんでした😇
ちなみに、国内CEX側が高くなる理由は日本円を海外に送る方法がない/難しいことに由来するのかなと思うのですが違ったら教えてください。
国内CEX間の価格乖離
4/14は前日に続いて価格変動が大きく、とりわけ国内CEXで鞘が大きかったように思います。例えばbitbank-bitflyer間でも5%程度、よりマイナーな取引所も入れると一時的に10%程度価格差があったようです。
この時自分はオンチェーンでぽちぽち手動で鞘を拾っており、国内の鞘に気づいていませんでした。
終わってみたら、国内CEX間の鞘取りしていた方が利益が大きかったことに気づき頭を抱えました。
国内の取引所は日常的に取れる鞘があるわけではないので資金拘束されるのは微妙かなーと思ってbot作成をやっていなかったんですが完全に仇となりました😇
コントラクトリスクを無駄に負ったくせに利益が小さいっておまえ…
ELFトークンのMEXC上場
ELFトークンが4/16MEXCに上場し、その時に一時期$1.8とかつけていたようです。
bitflyerの価格だと10円以下です。
事前にこの事態が起きるかわからない上に、イーサリアムメインネットとのブリッジが必要でGAS代も高いので実際にこの鞘がそのまま取れていたとは思わないですが、それでも全くチェックしていなかったので少なくとも事前にこうなる可能性があることを検討はすべきだったなあと思いました。
余談ですが、MEXCのエルフトークンのシンボルはELFではなくELFTなのでご注意ください。
え、誰も買わない?そうですか… 😇
おわりに
noteを初めて書いてみたんですがこうして振り返ってみるとやれたことが全然少ないと思いました。
強botterの方達のnoteとか見ているともっと手数や引き出しが多い印象です。
とはいえすぐに身につくものでもないので地道にいろいろ試してみて引き出しを増やしていきたいです。
ちなみに、最近はRust系の言語に興味をもったのでsolanaとかaptosを調べてDEX bot作りをしています。
(aptosはRustに似たmoveという言語で書かれている)
上で書いた反省はCEX間の話ばかりだったんですけどね…
まったく反省を活かせていないですね😇