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【節約生#633】節約で「生活の水準」を上げる
趣味で節約生活をはじめてみた。
健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。
生活水準の定義と問題
節約情報をいろいろみていくと、一度上がった生活水準はなかなか下がらないのだとある。また、貯蓄の基本に収入が上がっても生活水準をあげないこととある。
生活水準を、良い生活、豊かな生活の水準ととらえた場合、節約をして豊かな生活を目指すこともできるだろう。
そんなことを考えて、「生活水準」という用語を調べてみた。
とりあえずwikipediaでは次のようになる。
生活水準(せいかつすいじゅん、英: Standard of living)は、ある国や社会階層など、特定の社会集団の生活内容・生活状況の程度を総合的かつ量的に捕らえようとする指標・概念。
その国民や社会階層の平均所得によって購買されうる財貨やサービスの量によって測定される場合と、より広く生活のその他の諸側面(労働条件・雇用機会等の労働環境、社会保障や教育などの公共サービス、公害・治安などの生活環境等)を考慮して測定される場合がある。
いきなりであるが、イメージしていた個人の生活の豊かさとはまた別の概念であった。
調査のために無理に量的に計測しようとしたものである。
ということはお金を使う量が増える=生活水準が上がるという計算になってしまう。それだけのお金を使う余裕がある人と、無理をして散財をしている人が同じとみなされてしまう。
また、同じ価格で質がぜんぜん違うことがある。
今年に入って2件の会食があった。基本的に交流の費用は削らないことにしている。ちょうど同じ3000円くらいの値段で、ひとつは焼き肉、ひとつはイタリアンであった。
焼き肉は大衆で、レモンサワーを時間制で蛇口から飲み放題としていた。ところが蛇口から出るのはレモン抜きで、レモンは別売りであった。このあたりから雲行きが怪しくなってきた。
ホルモンを焼こうとしたら、火力を強火にしても火の強さが場所によってひどく違う。網の縁は最後まで直に触ることできた。面白かったので網を手で動かしたりしていた。
イタリアンは少し地方の港町であった。土地のものを使って、美味しいピザやきいたことのない料理を食べることができた。車だったのでノンアルコールであったけれども、ノンアルコールのワインの銘柄がいくつも楽しめた。
肉も魚も今でも思い出すことができる。
両者が同じ値段であった(正確には焼き肉の方が少し高い)。真逆の経験をしたけれども、計算上は同じになってしまう。
もうひとつの「より広く生活その他の諸側面」という点はどうだろうか。
たとえば、今まで使っていなかった図書館などのサービスを使うなどすれば個人でも、生活水準があがったことになるかもしれない。
教育面はネット情報でもよいだろうし、公害・治安に関しては引っ越しをすることで少しはましになるかもしれない。
生活水準と「生活の水準」は別
生活水準を「生活の水準」と勘違いをしていた。
おかげで考え方が整理された。
節約で生活水準を上げることは(経済学的指標では)できない。しかし、節約で「生活の水準」をあげることはできる。
教育やサービス、治安を抜きにして、個人の生活だけ焦点をあてれば生活はより豊かになる隙がある。
例えば節約をしてから料理のレパートリーは増え、味もたぶん美味しくなった。安くてひどい店に行くより美味しいし健康によい。
お金に換算できるものもあればないものもある。
もしかしたらnoteもそうかもしれない。
無料で利用させていただいている。しかし記事は、雑誌や新聞を見るよりも多彩である。
価値のある情報も多い。
もちろん、生活の水準を下げてしまうような節約も中にはある。個人的にはそれはケチの範疇だとみなしている。生活が豊かにならないのであれば、何のための節約だかわからない。
生活の水準はお金をかけなくても上げることができる。節約生活の醍醐味はそこにあるのかもしれない。
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