成功と失敗の定義について
2020年の新型コロナウイルス襲来の直前に、27年間のサラリーマン生活をやめて自分の会社を興し、いわゆる脱サラして独立開業したアラフィフです。
ごく普通のおっさんの思考の整理で記しています。
失敗は存在しない
「失敗は成功のもと」は発明王エジソンが言った言葉。ことわざにも「失敗は成功の母」と言うのがあるように、古くから失敗したとしても、そこから学ぶべきものは多く、修正すべきところを修正して、やめずに続けていれば成功すると言うことを伝えているもの。
ただ、それよりももっと「失敗」をポジティブに受け入れる言葉としてあるのが、
「失敗なんかしちゃいない。上手くいかない方法を700通り見つけただけだ」
モノは言いようだ。確かに間違ってなくて、迷路でも行き止まりの道を選んだとしても、その道を戻って別の道を進めばいつかはゴールに着く。
要は歩みを止めなければ、失敗って存在しないってことである。
50年間も生きてれば、大なり小なりの失敗はあった。
大学受験では第一希望の大学に入学できなかったし、大好きだった人に捨てられ、やけ酒飲んで飲酒運転した挙句に自損事故起こしたり、パチンコにハマってしまって100万円以上負けてしまったことも失敗といえば失敗。
でも、希望通りの大学でなくてもいい仲間に恵まれちゃんと勉強もしたし、事故では人は傷つけていないし運転には気をつけるようになったから、今では運転が上手な人になれたし、パチンコで負けたからかお金の大切さが分かった。
その後にその失敗をどう取り扱うかで失敗は”ただの”失敗ではなく、将来に役に立つスパイスになる。
そう思っていれば失敗して後悔する必要もない。
ちなみに、後悔する時間と言うのは、人生における三大無駄な時間のひとつだと、私は思っている。
成功はゴールがない
そもそも成功ってどんな状況なんでしょう?
おそらく、多くの人は、大企業の社長やビジネスで大きな功績を残した人のことを成功者であると見てるのではないでしょうか。
まあ、その見方は決して間違っていないはず。
そう見られている人たちもそれななりに成功してきた自負はあると思う。
なぜなら、成功者の人がその地位にいられるのも、人より多くのチャレンジをして人より多くの成功を収めているからであって、宝くじに当たったからでは決してないから。おそらく失敗も多かったんだと思うと、精神的に強い人でもあると考えられる。
そこで、成功者とされている人を雑誌やメディアで見たりした時、満足して歩みを止めて悠々自適な生活をしているかというと、どうやらそうでもないようだ。
ユニクロの柳井氏やソフトバンクの孫氏を見ていてもチャレンジし続けている。
我々一般人から見れば十分成功していて、それで満足してもおかしくない実績をあげていても、もっと上を目指しているからチャレンジを続けているのだろう。
となると、成功の定義はなかなか難しい。
人間の欲は尽きないし、次から次にやりたいことが出てくる生き物なのだろう。
登山家も難しい山を登頂しても、また次の山を目指し、さらに困難な登山ルートにも挑んでみたりする。
目標を立て、戦略を立て、作戦を立てて、それが上手くいった時、達成感が得られる。
そうだ、成功の定義としては、「達成感が得られた時」なのではないだろうか。
歩みを止めないことが大切
「人生は壮大なひまつぶし」とはよく言ったもので、人間は生まれてきて最後は死んでいく。この事実だけは誰も避けることはできない。
死ぬまでの間に何をして過ごすか。
ボーと過ごしてもいいし、いろいろ悩んで過ごしてもいい。
出来れば楽しく幸せを感じられる時間が長いと良いけれど、それは人それぞれ。
ただ、ひとつだけ確かなことは、一所懸命、何かに挑戦し続けていた方が充実感や達成感を味わえるチャンスが多い、ということ。
過去に起きた失敗にクヨクヨと後悔し続けて歩みを止めてしまわず、顔を上げて視座高く、新しい挑戦を続けることが大切なんだと改めて思った。
明日も挑戦を続けよう!
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