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”聴力”に興味を持ってください。

いきなりですが、皆さんはご自分の視力を把握されていますか?

おおよその方が、1年に1回、健康診断で視力も検査するので
ご存じなのではないでしょうか?
ちなみに私の視力は右目が「0.7」、左目が「1.0」です。数値上は不都合なさそうですが、乱視があるためメガネをかけて矯正しております。

この視力が記録されている健康診断成績表に聴力も記載されています。

コメント 2020-04-08 120339

右耳は、1000Hzで15、4000Hzで5。左耳は1000Hzで10、4000Hzで5。
ちなみに聴力の値を示す単位は、『dB』と書き『デシベル』と読みます。
さて、この聴力は良いの?悪いの?どのくらいのレベルなの?

視力は値を見ただけでどのくらい見えているのかって、ある程度、想像できますよね。でも、聴力ってあまり想像できないんじゃないですかね。
しかも一般的な健康診断では、1000Hzと4000Hzしか測定しませんが、ちゃんと聴力を測定する場合には、125Hz → 250Hz → 500Hz → 1000Hz → 2000Hz → 4000Hz → 8000Hz の7つの周波数で測定します。
7つの周波数を測定するので、そこそこ時間もかかりますが、どの周波数でどのくらいきこえているのか、ということをしっかり分かっていないと、日常生活でどのくらい不便なことが発生するのか、というのが把握できないのです。

当たり前ですが、日常生活の中では音は目にみえません。
(ちょっとして実験で見ることはできますが。”グラドニ図形”で検索してみてください)
なので、もし聴力がだんだんと耳の聞こえが悪くなって聞こえにくくなってきていても、誰かに指摘されないと分からないことがほとんどです。
周りの人も、その人の耳が聞こえにくくなって気づかないでいるのか、意図的に無視しているのかを、分かりかねます。
もし、無視されていたとしたら自分が傷ついちゃうので、あえて触れないということもあり得て、それが常態化しちゃうと、だんだん話しかけづらくなって疎遠になってしまうこともあるかも。。。怖いですよね。

奇跡の人と言われたヘレン・ケラーが、本当に行ったかどうかは定かではないのですが、見えないことと聞こえないことを表している言葉があります。

「目が見えないことは人と物とを切り離す。
耳が聞こえないことは人 と人とを切り離す」

社内の中で生活していくには、ひととコミュニケーションをとることは必須です。ご自分の聞こえのことにも興味をもって、是非、健康診断だけではなく専門の耳鼻咽喉科で聴力検査を受けて、自分自身の聴力レベルを把握してみてください。


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