子供の「餅つきしたい」が始まりで
「餅つきしたい!」の子供の鶴の一声で今年は餅つきに2回参加。
餅つきって大変!でも大変な作業だからこそ、昔は家族みんなや村の人たちが集まって「めでたいお正月を」と、笑顔で過ごす行事だったんだろうなぁと。お餅って美味しいけど、本来のお餅ってそういうストーリーが上乗せされた価値があったものだったんだなぁと大人の自分は再発見。
さてさて子供はどう感じたんでしょうねぇ?
また以下の文章は、野菜セットのお便りの引用です。
~コトコトファーム 540号より~
さて2024年も始まって早3週間がたとうとしていますね。
早い早い。
もう少しだけ冬の間の苗の植え付けや、種まきに追われまくることのない期間を味わいたい!
味わうというと満喫している感じですが、JAS有機申請書類、確定申告関連作業・・・。もう苦手な書類や数字がてんこ盛りなわけで。
せめて苦手なことくらい、少し身体的に余裕がある時期に取り組みたいと思うのは、わたくしめの甘えでございましょうか?いいえ、可哀想な私、今日も頑張ったつもりでもこれっぽっちしか進まなかったのね・・・。ほら、忙しくなる2月の足音が迫ってきていますよ・・・。ヨヨヨ・・・。
なんて寸劇を脳内で繰り返すほど、苦手な書類作業を、畑仕事の合間合間に取り組んでいます。
嘆き節はさておき。
またまた週末のお休みに、今日はお餅つきに参加してきました。
今日の餅つきは、地元の有志メンバーが運営するNPOが主催です。
地元の文化行事を参加型ワークショップで行ったり、教育論を討論したりと多種な活動を行っている団体で「トモニトウ」という名で活動していますので、ご興味ある方は検索してください。
で、なんで餅つきか?というとうちの子供が「餅つきしたい!」と言ったからです。はい、単純ですね。
田舎に住んでいるとお正月になるとあちらこちらから、勝手にお餅が集まってきて食べきれないもちで冷凍庫がパンパンになります。ですので、わざわざ自分でもちをつく必要は全くないので、餅つきなんてイベントはこちらに来てから実は初めてです。
で、子供の要望に沿って餅つきする人に一緒にさせてもらおうといざ考えると…
今は皆さん、機械で餅つきなんですね。
いわゆる本に出てくるような臼と杵を使った昔ながらの餅つきをしている人はほとんどいない。
年末に就農当初からの大恩人のお向かいのKさん宅で、臼と杵の餅つきがあったので混ぜてもらいました。
ギックリ腰で痛い中、冷やかし程度しかお手伝いできずに、本当に子供が邪魔しに行っただけのような感じでした。申し訳ない。
でも子供には初めて見る蒸篭でモチ米を薪の日で蒸し上げ、臼と杵でペッタンペッタン。一連の流れでもちが出来上がるのを見れただけでも良いことだなぁって思います。これもいわゆる「食育」ってやつですよね。
で、今日の餅つきはあいにくの大雨で、杵と臼のペッタンはできず。
それでも、ついた餅を赤や黄色、緑に色付け、その餅を小さく丸めて竹筒に立てた枝に飾り付けるという、この地方の風習に倣って飾り付けをして遊びました。
粘土とも違う、搗き立てのお餅を丸めて枝につけていくというのに大喜び。
参加者もボランティアの大学生から地元のおじいおばあまで、年代もバラバラ。そんな中でみんなでワイワイの雰囲気に良い意味で飲まれたのか、食事の時には普段飲まないけんちん汁までぐびぐび飲んで、あんころ餅を2個完食で上機嫌でした。
普段の彼の世界は保育所か身内かという狭い世界になりがちです。そんな中で知らない、普段触れ合わない世代の知らない人たちと楽しく過ごす経験を重ねることは、彼の世界観の形成にとても大切なことなんだろうなぁと、楽しそうに過ごしている子供を見て感じました。
うちの畑でもイベント、久しぶりにやりたいな。
そんな暖かな気分になれた冬の嵐の日の餅つきイベントでした。