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1977年生まれ、東京在住のメーカー勤務ワーママです。クリエイティブ系企画職17年、現…

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1977年生まれ、東京在住のメーカー勤務ワーママです。クリエイティブ系企画職17年、現在は商品管理系(管理職ではありません、念のため)。 ロスジェネ世代、マミートラック、アラフォー女の日常について書いていきます。

最近の記事

家事はお金で解決できるか2

週に1回、家事サポさんをお願いするというのも中途半端で、一見、片付いたように見えても、家事サポさんは基本的にはモノを勝手に処分してはいけないので「綺麗に」整えてくれるだけなのである。うわべだけの掃除になり、家具の裏側を見るとホコリだらけ、カビだらけということもよくあった。家事サポさんで日常を回していくためには毎日頼むのがベストなのであろう、共働きでやっと生活しているような家庭には身分不相応であった。 サポートさんを辞める代わりに夫が週末掃除すると宣言したが、土日出勤が続いた

    • 家事はお金で解決できるか

      うちの夫は朝は8時に出、夜は終電で帰宅する。大変な仕事なのだろうと思う。当然、家事、育児は私が全てやっている。夫はほとんど何もしない。このことでどれだけ争ったかわからない。 直接部門に戻ろうとする話をすると機嫌が悪くなるのも、自分の負担が増えるのが嫌だからではないかと勘繰ったりもする。 ママ友にヒアリングしたところ、たいていの家は妻の方が収入が低いので家事負担は諦めている、その代わり生活費は全部夫、というケースが多かった。 妻が同等、それ以上稼いでいる家はうまいこと二人で負

      • マミートラックに入る人入らない人

        保育園で同じクラスのママ達と食事会をしたことがある。いわゆるママ会だ。 流れでマミートラックの話になり、やはり多くのママが悩んでいることを知った。「苦労して生んで育てた割には子供の出来は大したことないし、仕事にもモチベーションが上がらないし、やってられないわよね」みんな苦笑した。 そう発言したママは金融関係で、日常生活でも時間管理や習慣づけを徹底している。たとえば、今日は仕事で疲れたからちょっと外食なんて事は、絶対しない。 お金と食材の無駄になり、子供達の生活時間も乱れる

        • 理不尽な異動をさせられないためには?

          私はどうして異動対象になったのだろう、無能だから? 役立たずだから? ずっと自分を責め続けて会社のビルから飛び降りようとした事もあった。 幸か不幸か、異動先はお客様相談係というコールセンターを主に管理する業務で、いわば直接部門へのクレームを受け付ける場所だ。客観的に見て私より酷い人などいくらでもいた。もちろん中には会社に損害を与えている人もいる。 謝罪をし、補償すべき場合はその手配をするのが私の主な業務で、それこそ馬鹿だの死ねだの怒鳴られる事もあった。 辛いでしょうとよ

        家事はお金で解決できるか2

          マミートラックに異動する前に

          上司に楯突いて飛ばされた経験のある夫が言った。 異動の挨拶に行く時、その相手の顔をよく観察して表情や話した内容を必ずどこかにメモっておけよ。後で見返せば、誰が味方で誰が裏切り者かわかるから。 その通りだった。この点、さすがは旧帝大卒だと思う。 役員1→ヘラヘラ笑って話はしない部長→笑いながら またいつか戻って来れるといいね。役員2→腕を組んで 今度行く部署で真摯に勤めていたら、きっとまたチャンスがある。直属の課長→プレゼントを持ってきて せっかくいろいろやってくれていた

          マミートラックに異動する前に

          マミートラックに入ったら 2

          マミートラックに入って一か月もしないうちに、不幸があった。長年、商品のデザインを頼んでいたデザイナーが亡くなったのだ。彼女は社外のデザイナーといえど、一緒に企画もしてくれた、いわば大事な戦友だった。 私と仕事をしている時から身体を悪くし、がんを宣告、手術も抗がん剤治療も受けたが、3年で還らぬ人となってしまった。 前の職場から連絡があり、慌ててお通夜に向かった。 着いてみたら、前職場の人間は誰ひとり来ておらず、会社から参列したのは私だけであった。彼女はうちの会社と主に仕事

          マミートラックに入ったら 2

          マミートラックに入ったら その1

          企業とはお金を稼いでくる直接部門、そうでない間接部門で成り立っている。最初から直接部門に配属された私は、その瞬間から社内の全てのものが自由に使えた。オフィス用品、経費、そして時間。それが当たり前ではなかったのだと知ったのは、間接部門へ異動してからである。 ある日、スティックのりを切らした私は事務用品入れを探した。しかし、中は空っぽだった。見ていた上司が申し訳なさそうな顔で言った。「事務用品は自分で書類を書いて申請するの、上長まで印鑑が必要だから気をつけて」 なんと、ノリひ

          マミートラックに入ったら その1

          結婚記念日にケーキを投げつけられた話2

          ケーキまみれになったまま、外へ出ると幸いな事に誰も人はいなかった。ハロウィンの夜だからみんなホームパーティーでもして楽しんでいるのだろうか。 「待ってよー!! ママ、鍵持ってきたよ!!」 そうなのだった。実は以前も同じ事で夫婦喧嘩をし、椅子を投げつけられて家出した事があった。その時は鍵も持たずに出て行ったものだから、家に入れなかった。何度も何度もピンポンを押したが、夫は出なかったのだ。警察沙汰になり、夫は寝ていて気づかなかったと言ったが、本当にそうだろうか。彼が鍵を忘れて

          結婚記念日にケーキを投げつけられた話2

          結婚記念日にケーキを投げつけられた話1

          昨日は結婚記念日だった。 いつも終電の夫も珍しく早く帰宅、夕食後はみんなでケーキを食べた。 小さめのホールのいちごのケーキに付属のローソクをともすと子供たちも喜んで「今日は誰の誕生日?」と大騒ぎ。私たちはちょっと照れくさく、夫も笑うだけで何も言わなかった。 ご機嫌な所を見計らって、以前から考えていた事を切り出してみた。 「あの、ついこの前、秋の人事異動があったんだけど、希望が通ったのは20代の子だけだったんだよね。やっぱり年齢が上がってしまうと、管理職との兼ね合いで異動

          結婚記念日にケーキを投げつけられた話1

          ロスジェネ&ワーママはお荷物なのか?

          私はいわゆるロスジェネ世代のワーママです。新卒で入ったメーカーで20年働いています。 卒業時は就職超氷河期だったものの、運よく希望していた業種に滑り込み、直接部門である企画職に配属されましたが、部内でずっと一番下、という状況が続きました。 焦って32歳を過ぎてから婚活開始、結婚、幸いにも高齢出産で子供に恵まれました。産後半年で復職したところ、待っていたのはいわゆるマミートラック。これまでの職種とは全く違う、いわゆる間接部門である管理系の職場への異動でした。「育児で大変そう

          ロスジェネ&ワーママはお荷物なのか?