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音楽朗読劇 「SWEET 19 BLUES」 感想。

音楽朗読劇「SWEET 19 BLUES」の公開収録、12/27分に参加してきました。
東京タワー、300年ぶりくらい。

内容触れてるので、後日配信で楽しむ予定かつバレ嫌な方はUターンで。



・リツ:雨宮天さん
 関係性の中心で幽霊。
・カスミ:豊崎愛生さん
 リツの東京の親友。
・イツキ:高垣彩陽さん
 リツの地元の親友。
・BB:岩田光央さん
 リツとイツキの通っていたライブカフェのマスター。

お話として面白いのが幽霊の設定。
・死んだ人間は幽霊になる
・幽霊は自分の意志で現世に戻ってこれる
・戻ってきた時に1人指名できる(取り憑く?)
・指名した人間と1親等以内の人間はその幽霊と会話等が可能
ざっとこんなところで、リツはカスミを指名してんだけど、なんか…BBと話せるね。おやおやって感じ。

進行として好きだったのは、各セクションで基本的にはこの内の二人だけが会話をするってところ。カスミと中古屋の店主(岩田さん兼役)→カスミとリツ→イツキとBB→…みたいな形。
このお陰でキャラの関係性の理解みたいなとこに脳のリソースを割かなくていいから、その時の二人の掛け合いにじっくり集中出来たのがよかったな。

リツとBBの関係が客とマスターであり、娘と父でもあるってのが好きだったんで、この二人のセクションが本当に良かった。
長く合ってないけど、音楽っていう繋がりがあることと死別してしがらみがないことが合わさって、肩肘張らずに対等に会話が出来ている感じ。いいフィクションしてるなと思います。フィクションはフィクションたれ。

あとリツが幽霊って話、カスミは最初信じず突っぱねるけど、BBは何事もないように受け入れる(逆にリツがビビる)って反応の違いが結構好きで。
歳重ねてる方がとっぴなことも穏やかに受け入れられる感じ、ちょっと分かるなぁ…となった。岩田さんのBBのお店のマスター的な包み込む暖かさが良かったですね。どうせ歳取るならこういう感じのおっさんになりてぇ。

あとこの朗読劇の特徴になっている、セクション間とかの要所で挟まる小室哲哉楽曲。聴いててテンション上がったし劇の雰囲気から浮いてしまうことなく楽しめる形だったと思うんだけど、各楽曲の歌詞に向き合ったことがないから、劇中でお話とのつながりを感じとるのは難しかったな。Sweet 19 BLUESのみ、とかで絞ってくれた方が好みだったと思う。けど各楽曲あとから聴いてみようとはなったし、ギタードラムの生演奏にコーラスはやっぱね、いいもんでした。

音楽は聴いてよし、浴びてよしですよ。浴びることなく生きてきた方は浴びる体験、しましょう。


あと天さんファンボ目線感想を少し。

結構今回のお話って自然体の人と人との会話が主体(幽霊であることは人格に影響してない)だったんですけど、こういう自然体で力の抜けた感じ…(生っぽい、になるのか?)の演技って聴いたことなかったかもしれない。結構キャラ付けをより強くしてく感じの印象が強いというかなんというか。

特にBBと話してる時はそれを感じてたと思うし、わーこの二人で話してるのずっと聴いてたいな…ってなってたんで、かなり好きな演技でした。
聴き直したいし、無事配信になるといいなぁ。

あと今日もそれはそれはお美しゅうございましたし、ちょっとフフッってなるときの表情とか演奏に耳を傾けてる姿とかね、素敵でございました。

公録の50人の枠に入るところで運を使い、今日は最前で天さんも近い席になるところで運を使い、貯められてた運は完全に吐ききりました。またこういう機会に参加出来るよう、貯めていきます。

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