アイデアを生む為の、意識の高さと時間速度。

意識が高いほど、時間は遅くなる。

客観的な時間は同じでも、主観的には遅くなると感じる。退屈でイライラしている時は時間を長く感じる。反対にぼーっとしている意識の低い状態だと、時間はいつのまにか過ぎている。

脳科学でも、無意識の情報処理速度は意思的な速度に比べて遥かに早いことが計測されている。冒頭のように図解して一つの情報処理を輪っかで表現すると、無意識のように意識レベルが低いほど処理数が多くなり、主観的には高速で時間が流れている。

意識の高さと時間の速さはトレードオフの関係にある。意識が高いほど「目立つ」のでコントロールしやすくなるが時間は遅くなる。意識が低いほど速いけど見えにくいのでコントロールは難しい。

アイデアを考えるには、意識を下げて時間を速くした状態に持っていくとてっとり早い。よく言われるようにアイデアは異なるモノの組み合わせであり、組み合わせる素材の数が多いほどアイデアが生まれる確率は上がる。

時間が速いと、同時に想起できるモノの数が増えるのでアイデアが生まれやすい。逆に考えこむと、時間が遅くなっているので手詰まりになる。運動している時や風呂に入っている時にアイデアが出やすいのは、考えてないので時間が速いからだ。

意識を上げるには論理的に考えれば良いし、下げるには眠るようにぼーっとすればいい。面白いのは、ぼーっとしている方が実は20倍も頭を使っているということだ。この現象はデフォルトモードネットワークと呼ばれて注目されつつある。

ぼーっとしている時には、脳が作業している範囲は広くなっている。逆に考え込むと、脳の処理面積が小さくなることが計測されている。どうも意識は、脳の情報処理を促進しているのではなく、特定の箇所に制限してバカになる機能らしい。

アイデアを思いつくにはぼーっとすればいいのに、なぜ考えようとするのか、というのは余談なので興味ある方のみで。

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谷口マサト

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