「疲れるのは意識だけ」というのを利用して自分を疲れなくする方法

「カラダがだるい」というのは、実は脳がだるいだけだ、という検証結果を紹介した「すべての疲労は脳が原因」という新書がある。

これは4時間ほどの運動後にどこが疲れたのかを科学的に計測すると、筋肉や肝機能はほとんど疲れておらず、それらを制御している脳の自律神経の中枢がもっとも疲れており、そうすると脳が「カラダが疲れた」というシグナルを発して疲労感を感じる、ということがわかったというものだ。

そして脳がカラダをどう制御しているか、については次の記事が面白い。

「自由意志」は存在する(ただし、ほんの0.2秒間だけ):研究結果

これはベンジャミン・リベットによる次の脳科学的実験を応用したものだ。

われわれが「動作」を始める約0.2秒前には、「意識的な決定」を表すシグナルが現れる。しかしわれわれの脳内では、「意識的な決定」を示す電気信号の約0.35秒前には、それを促す無意識的な「準備電位」が現れているのだ。つまり、われわれが「こうしよう」と意識的な決定をする約0.35秒前には、すでに脳により決断が下されていることになる。

つまり我々の行動はほぼ無意識的な反応である、ということだが、では意識は何をしているのか?ということを実験した結果、まず最初に起こる無意識的な行動を、意識によってキャンセルできることが分かったというものだ。

つまり無意識がアクセル、意識がブレーキとなって人は動いている。しかしわれわれは普段、自分が意識して行動していると思っている。なぜこのような勘違いが起こるかは、次の記事が示唆深い。

「忙しい人」になってはいけない。

「プロジェクトマネジャーの表彰制度」を持つ会社があった。その賞の多くは「難局を見事乗り切ったプロジェクトマネジャー」や「炎上したプロジェクトを見事に治めたプロジェクトマネジャー」などに与えられていた。
しかしその賞についてあるマネジャーがこう言った。「あの賞は機能していません。あたりまえじゃないですか。ホントに腕の良いマネジャーは、そもそも難局など迎えないですし、炎上もさせません。淡々と何事も無く、頑張らず、ゆるやかにプロジェクトを成功させます。よって、目立つことはありません。
現場の人は誰もが、本当に優れたマネジャーは誰だかを知っています。それは表彰された彼ではありません。」

つまり目立つ人が認められやすいが、実体を動かしているのは別だ、という関係は、意識と無意識の関係に近い。無意識の動きは自然で感知しにくいので、自分がやったという感覚は薄い。例えば自分は歩いてる!箸をつかえてる!と思うのは幼児だけだ。

しかし意識の行動は目立ち、無意識の行動を認知しにくくする。その結果、意識の実体はキャンセル機能しかないのに、自分が発注したと思い込んでしまう転倒がおこる。

この転倒の結果、さまざまな勘違いが起こる。たとえば決意を新たにして、考えてやる気をだそうとしても、まったくやる気が起きないことになる。そもそも意識はブレーキであってそういったアクセル機能がないうえに、エネルギーを食うので考えた時点でもう疲れるからだ。

それではどうしたら脳を疲れなくできるだろうか?まずはこの意識と無意識の転倒をしっかり認識したうえで、ブレーキが必要ない状況では、意識を極力使わないよう習慣付けることだと思う。

私は意識はロールプレイングゲームのマジックポイントのようなものだと思っていて、考えるごとに消費し、使い切るともう寝るしかないように思っている。なので必要以上に考えない練習が重要なんだけど、その具体的な方法は地道で忍耐が必要なので気になる人だけ続きを読んでください。

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谷口マサト

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