漫画広告はやっぱり態度変容に効いてた

最近マンガばかり作ってるけど、マンガのスポンサードコンテンツはどういた効果を生んでいるのか?について調査を関係者と昨年から進めていた。結果、非常に良かったので一部をご紹介。

スポンサードコンテンツは、CMのような従来のタイアップ広告と異なり、一社提供のテレビ番組のようにコンテンツを重視したものだ。なのでウェブ記事や映像も含まれるが、今回は漫画を調査した。

そもそもの課題は、スポンサードコンテンツを評価する仕組みが少ない、というものだ。JIAAによるネイティブ広告ハンドブックでも次のように指摘されていたが、ネイティブ広告とその要素の一つであるスポンサードコンテンツの効果は、読者の態度変容がキモとなる。

しかし現行のネット広告はクリック数やコンバージョン重視であり、態度変容を図る手段があまりない。そこでLINEのユーザーにアンケートをとって、マンガについて様々な質問をした。調査対象はこちらのマンガ。

バリ婚!最後の家族旅行

このマンガは、HISのLINE公式アカウントの使い方と、初夢フェアの紹介を主眼としてLINEで100万人に配信したもので、HISと相談して調査した。

結果、冒頭のように、サービスの利用意向が大きく変化したことと、かなり好意的に受け入れられていることが分かった。

今回はサービスの利用意向だったけど、例えばコンビニで売られている商品への理解や購入意向も分かるようになる。漫画を読んだ100万人のうち、50万人が購入意向を示した、という結果も今後でてくるだろう。

スポンサードコンテンツが態度変容に効くのは、滞在時間の長さのせいだ。コンテンツとして接してもらうことで滞在時間が大幅に伸びる。平均約5分、15秒CMの20倍滞在してくれるのだから、そりゃまあ変化する。

はじめての態度変容の調査なのでドキドキしたけど、結果として想像以上によい結果でホッとした。今後も調査を続けていきたい。漫画家の蒼田山さん、HISさん、調査の関係者、回答者のみなさんありがとうございました。

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