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ねぬ

いやぁ、これは良い絵本!個人的にプッシュプッシュ!です。
(なんやそれ)

ストーリー的にはありがちですが、やはり、絵が良いのでしっかりと伝わってきます。
泣いちゃうシーンなんてとてもいい。

何気に家族の在り方、も問われている気がします。
今の人間社会での核家族化。
反して動物社会では共存し合う姿。
今の人間の家族の在り方って、ある意味、とても不自然で孤独に陥るようになってしまっているのかな、と。
この絵本の『ねぬ』や『いこ』のように、弱い他者を受け入れ共に暮らし、やがて血のつながらない家族となる。
それは動物社会ではごく自然なことで、人は家族の在り方でさえ自然の形を拒否しているのかな、と。
しかし、人が集まるとどうしても煩わしさが出てくるので、結局は一長一短というところなんでしょうね。そして、今は、その煩わしさがまだ勝っているけれど、また逆転する時代が来るのかもしれません。

結論、家族の在り方は、これもまた多様化して良い時代だと思います。
自分はどのような家族の在り方をよしとするのか?
この絵本を読んで、ぼんやりヴィジョンを描いてもいいのかもしれません。

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