日記#201 現代言語学の父、虚無スキー。 2021/01/26
朝からスキー。9時の会場と同時に滑り出して2時まで5時間やってきた。ちっとも上手にならない。思えば高校2年生くらいから全然上達してないような気がする。このままヘタクソな左ターンを繰り返し、老い、気づけばゲレンデの雪より白い白骨と化す。
それならば別に上手くならなくても良いか...... スキーをすると虚無になる。
両足に履いた板で ”美しく”滑ることに価値を見出して人生のリソースを割くこと。これはかなり信心深くないとできない代物であると思う。
私の信仰心=FAITH=が大きく試されている。
天気は良かったけど、雪のコンディションは酷かった。昨日氷点上*3-4度くらいまで上がってそれが今朝の冷え込みで全部凍ったみたいだ。リフトの上から落としたストックが沈まず、カランカランと雪の上を転がる、そんなコンディション。ガリガリのガッタガタ。特に非圧雪のコースは滑れたもんじゃなかった。
ブッシュもひどい。ここは牧場ですか?と聴きたくなるようなバサバサ具合。
しかし弘法筆を選ばず、実力者は雪を選ばない。ブッシュがなんだ、アイスバーンがなんだ、まとめてかかってきやがれ!ボッコボコやってやんよ。
そんな強い気持ちで臨んだが、弘法でも実力者でもない私はガリガリの斜面に足を取られ曲がり切れずに、幾度となくすっ転んだ。
*氷点上・・・私は以前から氷点下の反対語(プラスの意)で氷点上という言葉を使っていたが、そんな言葉はないらしい。
藻岩の南斜面はとにかく人がいない。お昼の一番忙しい時間帯でもこの過疎っぷりだから集中して練習できる。上達するかどうかはまた別の話だが。
小学校が5つくらい来てた。子どもは転んでも怪我しないし、スピードが出過ぎて人を殺すことがないから良い。あと働かなくていいのも良い。
札幌に引っ越してきて最初の冬。授業の足手まといになるまいと、スキー授業の前に親とスキー場へ行って必死に練習したのを思い出した。
その次の年(私が6年生の年)にジュニアスキー検定三級を取った。他のほとんどの受験者は小学1-3年生だったので非常に居心地が悪かった。苦労して取ったJr.3級、この年まで生きてきたが全く使い所がない。仕事とかの履歴書に書いていいんだろうか?
帰ってきて、自動車学校へ行った。5日目か。
S字とクランク。今回は脱輪せずに乗り切れたけど、自分がどうやってやったのか全く理解していないので、次やったら落ちると思う。そろそろ仮免が見えてきたけど、未だに操作で手一杯で、曲がってからウインカー出してるし通過してから左右確認してる。
怖すぎる。
高い居酒屋に行ったことがあるか?
私はある。
これは最近発見したことだが、料理の値段が高いとその料理は美味しい傾向にある。
2021年1月26日
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