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私と漢方薬との出会い


最近は漢方薬を出してくれるお医者さまも増えましたが、まだまだ主流ではないようですよね。

私が40過ぎたころから
なんとなく疲れやすくなったり
顔の鼻のまわりが赤くなったり、毛穴が広がったりしていたので
皮膚科に通っては、ビタミンC、E 剤などを
出してもらっていたのですが、原因はわからないまま、症状も改善しないままでした。

検診ついでに婦人科で
採血してホルモン状態を調べたところ
減っているのではないかと思われたホルモンが、過剰に多かったのです。

30代くらいの女医さんの見立ててでは、
過剰なホルモン状態は良くないので、抑えるために、
いわゆるピル、黄体ホルモンを 処方します、ということでした。

私の中で、ピルというのは、発がん性をはじめ、リスクのある薬というイメージがありましたので、
その先生の処方はスタンダードだったのかもしれませんが、不安に感じて
セカンドオピニオンを聞くために、定評のある別の年配の女医さんのところに行きました。
そこで、検査結果、ピルを処方されたことも話したところ
「私はそのような処方はしません」と言われ、
私は血圧も低いし朝が辛いでしょう、この処方でよくなりますよ、と
漢方薬『当帰芍薬散』を出してくださったのです。

なんと1週間も飲まないうちに、体のだるさ、疲れもなくなり、又、顔の赤いぶつぶつも気が付いたらなくなっていたのです。
後々、その顔の赤いぶつぶつは、脾胃にこもった湿熱が鼻やその周辺にできるものだったようで、「酒さ鼻」というものでした。
当帰芍薬散 の ‘気血を補って、水が滞っていることを改善する‘ という
作用で、体は元のように元気になるし、お肌の悩みもなくなって、本当にすごいな、漢方!!
と感動した出来事でした。

そういえば、この一連の体調変化の数年前でしょうか。

ひどい回転性のめまいに襲われ、何日か寝込んだことがありました。
のちに、漢方を学んでわかったことは、これも、脾胃の働きが弱まって、水分代謝がわるいことによって起こる回転性めまいだったとわかりました。

そのときは、耳鼻科に通い、水中メガネのようなものをつけて何度もベットから起き上がって眼球が動いていないかなどの実験をしましたが、これといった原因も治療法もなかったのでした。次にめまいが起こって、聴力が落ちてしまっていたので、そのときはじめて、「メニュエル病」と診断されましたが、めまい+聴力低下の結果で病名をもらうまで何もしてもらえなかったことは覚えています。

とにもかくにも、のちに、漢方に興味を持ち、勉強するきっかけをつくったのが「当帰芍薬散」の処方だったのです。

日本の漢方の歴史は・・・奈良時代700年代に鑑真が大陸から「生薬」を持ってきたのが始まりとされています。そこから日本独自の発展をするのですが、さかのぼっても1267年の歴史があります。大陸では3000年の歴史があると言いますね。歴史の長いエビデンスがあるわけです。

今の時代、自分の体質に合わせて職業や、勤務形態を選ぶなどという贅沢なことができる方は少ないのではないのでしょうか。

カラダと向きあう時間もない方も多いと思いますが、

日々の生活の中で、自分のカラダ、体調にあった、食をとること、
効能のある薬草などを加えて、体の弱点を補うことが、大きな病気にならないようにする鍵だと思っています。 私が身をもって感じていることです。

あのときに、体質改善をしていなかったら、後々病名がつく状態になっていたかもしれないと思っています。

今、私のこのnoteで、漢方に出会った方・・・・少しづつ漢方を学んで、自分の弱点を補う食養生・生活習慣をつけて、予防医学を初めていただきたいというのが願いです。

ポッドキャストでも『漢方からだラボ』という名前で配信していますので是非そちらも聴いてくださいね。こちらです 👇



それからお知らせなのですが、
毎月第2土曜日に
東京杉並区にはなりますが、中央線西荻窪のエプロン専門店「ピノピナ」さんで薬膳茶体験講座を行います。
場所をお借りして行いますので
少人数での講座になりますが、
少数ならではの講座になると思います。
お茶で食養生することに興味のある方、ご参加されませんか?
今月は16時からの回が埋まっていますが
13時~の回はお席がありますので
ご連絡くださいませ。

よろしくお願いいたします。

織田 縁 東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファーム代表。登録販売者。国産ハーブブレンド、漢方薬・健康食品の販売、上級漢方養生指導士。

お問い合わせhttp://ysdotfirm.co.jp


素材にこだわった健康茶葉のブレンド販売をしています。皆様の元気をサポートします。
ysdotfirm.base.shop


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