漢方の考えを学ぶ『令和六年の【運気】』
東洋医学では古くから「五運六気」(運気論)と呼ばれるものを重視していました。
その年の気象を予測し、健康管理に活用するというもので、
天地と人体は繋がっているという考えからきています。
実際、気象現象は人体の影響を与えます。
どこに住むかによって・・・乾燥地帯に住むのか、湿気の多い地方に住むのか、又、温暖な土地か、寒さの厳しい土地か・・・で心身の受ける影響は全く変わってきます。
土運太過・太陽寒水・甲辰
運気学説では一年の始まりは二十四節気の『大寒』です。
「五運六気」の五運とは自然界の要素を「木火土金水」の5つとし
六気とは大気の現象『風・熱・湿・燥・火』の6つとし
法則に従ってこれらを組み合わせてその年の気象を予測しています。
難しいことはさておき、今年の『土運太過・太陽寒水・甲辰』についてみてみましょう。
【土運太過】大地に湿気が多く、大雨を降らす年で、水が溢れ、河川が氾濫しやすくなります。
これが人体に与える影響としては、水が多すぎるために、『腎』が邪気を受けやすくなります。腎機能が低下すると足腰が衰え、下半身の病気になりやすくなり、難聴、脳の老化が進みます。
【太陽寒水】
寒気が強くなり、火の力が弱くなるため、火に対応する心に影響が出ます。心が不調になると、精神が不安定になります。
又、血流が悪くなり、お血症状から皮膚のトラブルや血管の詰まりによる病気を引き起こしやすくなります。
土運太過・太陽寒水・甲辰の養生法
まずは湿気を含んだ『土』が盛んになることから、土に対応する、『脾』胃腸の働きが強くなりすぎ、暴飲暴食による、糖尿病・高コレステロールなどの生活習慣病になりやすくなります。
腹八分目にすることで、脾⇒腎の関係が良好になり、血管の問題、糖代謝の問題、加齢に関する問題が進まずにすみます。
脾と腎を意識した食養生
甘いもの、添加物のたくさん入った加工品、脂の多いもの、冷たいもの は控えましょう。
脾の消化機能、腎機能を落とします。
睡眠を十分にとる、運動をして足腰を鍛えることも大切です。
運太過・太陽寒水・甲辰の薬膳茶養生
胃腸の消化を促すことで、腎の養生にもなります。
又、心の働きを助けることで腎も落ち着きます。
腎・心・脾 のための薬膳茶をご紹介します。
山査子、大棗、オレンジピール、レモングラス、黄精、枸杞子、杜仲葉、丁子、紅花、ロースレッドペタル
大寒を過ぎ、漢方の新年もスタートしました。
今一度、生活習慣を見直して、今年の気象にも負けない対策を講じてまいりましょう♪
自分にはどんな薬膳茶が合っているのか、現在の体質はどうなのか、など、気になることがある方、体質改善したい方、カウンセリングもご用意しています。
薬膳茶の他に、漢方薬、健康食品、等をご提案することもあります。
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上級漢方養生士、医薬品販売業者、登録販売者、生態生薬研究会会員
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