見出し画像

料理(11)えのき明太チヂミ 

 大阪人だからか、お好み焼き状の食べ物は全般好きです。よく「粉物」と言われますが、その言い方は私にはピンときません。お好み焼きはお好み焼きで、たこ焼きはたこ焼き、もんじゃはもんじゃで、一まとめには、私は、しません。

 ちなみに私は大阪人ですが、もんじゃも大好きです。東京生活が大阪時代より長いし、もんじゃも上手に焼けます。そして広島の焼き方のお好み焼きも好きです。
 たま~に、対立してる人がいるけど、私にはあんまり意味のないことで「全部美味しいやん」と思っています。
 クレープ、イカ焼き、韓国のチヂミ、ピザなども大好きです。

 数年前、私はコンサートで歌う為、ロシアのサンクトペテルブルクに
行く機会がありました。その時に、素晴らしい通訳の方が常時付いてくれて、グルジア料理のお店に連れて行ってくれました。
 元々、日本人の口に合う料理であることと、美味しいことで人気のお店だからだと思うのですが、どの料理も本当に美味しかったです。
 そして、そこでもやっぱりお好み焼きというかピザというか、チヂミみたいな料理がありました。きっと世界中に、似た感じの料理があって、人気なのだと思います。

 私の中学生の頃の友達のお母さんは、前日の夕飯のおかずが残ってしまったら、その料理を刻んで、卵と小麦粉を水と出汁で溶いたものと混ぜて、残り物のお好み焼きを作って、翌日、昼食のおかずにして食べていたという話を聞いたことがありました。
 友達も学校へ行き、ご主人も会社へ行き、お昼は自分一人だから簡単なものでいいという思いなのでしょう。

「なんと頭がよく、節約上手な主婦の知恵でしょう」と思いました。 
 そういう食べ方を批判したり見下したりする人も世の中にはいるのかもしれませんが、食べ物を粗末にせず、無駄にせず、工夫して美味しく頂くのは素敵なことと思います。

 世界中にある、お好み焼き状の食べ物の発祥は、もしかするとそういう「もったいない」精神から生まれたものなのかもしれません。

 今回は、あまりカロリーの高くない、糖質できるだけカットのチヂミを作りました。安い、簡単、低カロリー、美味しい!最高です。

 材料や調味料は大体の目安ですので、お好みで調節してください。

【材料】
えのきだけ:1袋
卵:1個
明太子:3分の2腹
片栗粉:大さじ2
コンソメ:大さじ1
牛乳:大さじ1

【準備】
えのきだけ:ほぐして、できるだけ細かく切る
明太子:卵の部分(中身)だけを出しておく
コンソメ:キューブしかない場合は砕いておく

【作り方】
1:ボウルに、細かく切ったえのきだけを入れる
2:卵を入れる
3:明太子を入れる
4:片栗粉を入れる
5:コンソメを入れる
6:牛乳を入れる

とにかく、全部入れていって、よ~く混ぜる
(固まるかどうか心配な人は
 小麦粉を大さじ1入れてもいいですね)

7:フライパンに油をあたためて、あとは
  お好み焼きを焼く要領で、できるだけカリッと焼く

8:食べやすい大きさに切る

注意:これはチヂミなのでひっくり返した時に
 薄めに押さえてください。でも、お好み焼きを
 焼く時は、ひっくり返した後、押さえてはいけません
 (大阪人としてこれは言っておかねば)

チヂミのタレや醤油で食べてもいいですが、明太子もコンソメも入っているので、このままでも美味しいです。

これは、他にもいろいろ入れると美味しくなるものがありそうです。またいろいろやってみて、美味しかったら、ご紹介しますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?