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お友達

そういえば、この試合がモドリッチとクロースの300回目の共演だった。

それぞれ2003年と2007年にプロの世界に入った彼らは、ここまで700ほどのキャップを積み重ねてきた。

その上での300だ。
数字の価値がグンと上がっただろう。

モドリッチが、クロースが、ピッチに立った数のうち、約4割が二人三脚だった。
それも、レアル・マドリーという一つのクラブで。


さて、消防隊と音楽隊の下、リヴァプールを撃墜したマドリーは、またチェルシーを引いた。

彼らに「再会」という言葉はもう似合わず、若者言葉で言えば、校内で結構な頻度ですれ違う「ヨッ友」くらいの関係性に見える。

そんなチェルシーに対して、マドリーは苦い記憶も甘い記憶も残っている。

20/21シーズンはベスト4で対決し、チェルシーの勝ち上がり。
21/22シーズンはベスト8で対決し、パリ戦に続くカムバックだ。

今回の対決は、調整済みのマドリーと再建中のチェルシーと言えばいいだろうか、比較的コントラストの強いカードだった。

ベンゼマ、アセンシオ、ロドリゴが決め、クルトワが門番となった。
その影でクロースとモドリッチがメモリアルゲームを演じていたことも忘れてはいけない。

2戦合計4-0と危なげないスコアでトーナメント表を一つ登り、次の相手はドイツ王者を4-1で破ったペップのクラブだ。


リヴァプール、チェルシー、シティ。

既視感のある文字の羅列をどう捉えるかだが、マドリーは丁々発止なスペインよりも、フットボールの祖国イングランドに友達を作りたいんだと私は思うようにしている。何だかマドリーが可愛く見えてくる。