【エッセイ】波
波っていつまでもみていられる。
なんで飽きずにみていられるのだろう。
それはきっと、絶えず変化しているからだと思う。
大きい波もあれば小さい波。ザブーンと音を立てる波もあれば、控えめに音を立てる波だってある。
時には人間さえも包み込んでしまう波だって‥。
そんな波をみていると、ふと疑問が湧いてくる。
「波ってどこからやってくるのだろう」
人がお風呂に入る時、波は生まれる。
池に小石を投げた時、波は生まれる。
もしかしたら、いまぼくがみている波は、世界の向こう側の誰かさんによって作られた波
なのかもしれない。
世界を旅した波なのかもしれない。
そう思いをめぐらせていると、波を通じて世界と繋がった気がする。
波は世界をつなぐ存在なのだ。
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