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【政策】中国、ライブ配信を規制強化 政治問題への言及を禁止
6月22日、中国のテレビ業界などを管轄する政府機関の広電総局よりライブ配信者の行動規範となる取り締まり政策を発表した。
以前から取り組んできた未成年者保護や脱税防止に加えて、さらに政治的に敏感な話題を取り上げることを禁じた。また、ライブ配信者の管理を強化するよう関連プラットフォームなどに求め、「レッドカード」や「ブラックリスト」などの管理制度の導入を定めた。
チャイトピは、これらの中から重要項目をピックアップして一部翻訳しました。
中国語の原文はこちら:
◆第一条
ライブ配信者を含む、ネットを通して映像・音声コンテンツを配信する者は本規範を遵守すべき。人工知能技術で合成されたバーチャルライバー及び関連コンテンツなども本規範を参照する。
◆第十一条
ライブ配信者は所得を正確に申告し、納税義務を全うすべき。
◆第十三条
ライブ配信者は業務に必須な知識と技能を習得しなければならない。医療や金融、法律、教育などの専門性の高いライブ配信では、配信者は関連の資格を取得しプラットフォーム側に登録を申告しなければならない。
◆第十四条
ライブ配信者は配信中に以下の行為を行なってはならない
◇第三項
中国共産党による執政、社会主義制度と改革開放政策を歪曲、否定したコンテンツなどを公開すること。
◇第六項
中国の秀でた伝統文化、革命文化、社会主義文化を捻じ曲げ、貶め、笑いを取ること。
◇第十六項
注目されている社会的な報道や政治的に敏感な問題で話題作りすること。もしくは故意に世論を引き起こすこと。
◇第二十項
未成年者、もしくは未成年キャラクターを利用し非広告類の商業プロモーションなどを行い商業利益や不正当利益を得ること。または誤った価値観·人生理念などを与えるコンテンツを作ること。
◇第二十三項
食料浪費につながる大食いや吐き気を催す行為を披露すること。
◇第三十項
大量の高級品やジュエリー、紙幣などの資産で話題を作ること。または、むやみに資産を自慢し低所得層を貶めること。
◆第十七条
ライブ配信の関連プラットフォームや機構は本規範を基に、ライブ配信者への教育、指導や管理などを強化しなければならない。
また、「レッドカード」「イエローカード」を使った管理制度などを導入すべき。
深刻な違反をした者、もしくは問題行為を繰り返し反省が見らないライブ配信者のアカウントを凍結すべき。また、当人を「ブラックリスト」や「警告リスト」に加え、アカウントやプラットフォームを変更してライブ配信を再開することを禁じるべき。
法を犯した、もしくは道徳に反する行いをした芸能人へ業界に復帰する機会を与えないこと。
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最近の風向きを示した同政策により、ライブコマース業界はより政治的問題などへの配慮を強めなければならない。タオバオや京東(JD)などのECプラットフォーム側が上記のブラックリストを導入すれば、深刻な違反行為に抵触した場合、ライバーが二度と業界へ復帰できなくなる可能性がある。
ライブ配信者になるためのハードルも上がっており、本政策が発表されてから多くの配信者が資格勉強に取りかかっていると示した。実力のないライブ配信者が淘汰される未来が予想される。
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