研究室のいろいろ

大好きなうさぴーへ

昨日は二限がテストで、勉強をしたくなかったので部活の後1回家に帰っておやつを食べたり念入りに身支度をしたりして言い訳をしていました。テストは始まったらやっぱり仏の先生のこと、過去問どおりでありがとうございます。

午後は実験。植物にどの元素がどれくらい入っているか量る実験の一環で、水蒸気蒸留装置を組み立てました。音が5+7なので俳句を作っている子がいました。基本的な大きなパーツはあるけれど、それをつなぐガラス管は自分たちで切ったり曲げたり伸ばしたりしなきゃなりません。先生が鮮やかな手腕でガラス細工のお手本をしてみせてくれておもしろかったです。

この先生がまた良いんですわ。学科の先生たちの中で1番好きかもしれません。まず言葉選びが最高なんです。私は言葉ですぐ人を好きになります。「このひとが窒素固定してくれて」とか、微生物とか細胞をひとと呼びます。「こうするともう金輪際溶けなくなります」とか、「ここが短い方が粋」とか、他にもいろいろ、ちょっと大袈裟だったりわざとずらしているような言葉選びがたまらなくて、耳をすまして授業を受けているうちに内容もスルスルと入ってきます。スライドも説明も本当にわかりやすいというのもありますけどね。具体と抽象とか、原理と実践の行き来が絶妙なのです。あと、大学の理系の先生には珍しく、フィードバックが丁寧です。オンラインの課題のコメント欄に来た質問に、ちゃんと文献を調べて答えてくれるし、わからない時はちゃんとそう言った上で妥当な予想をしゃべってくれるし。実験がうまくいかなくて相談して、ダメ元の改善策をもちかけると困ったようにくしゃくしゃに笑ってくれたのも推しポイントだし、あと字が意外とかわいい。先生はたしか准教授なのですが、この研究室はちょっと不思議で、前の教授が退官した時に准教授の先生が上がるんでなく(残念ながらこういう年功序列みたいなのが多いみたいですね)、隣の近い分野の研究室の准教授の先生が移ってきて教授になっています。気まずくないのかなとかいいながら、でもあの先生そういうのあんまり興味無いのかもね、ちょっと納得できるよね、とか友達と話していました。あと助教の先生2人がすごくお母さん感なのも一致しました。やってることがもうちょっと興味あればここに行きたいのだけれど。

あとは昨日TAさんにいきなり、「この学年って入学式の後の会でおもしろい女になりたいって言ってた子おらんかった?」と聞かれました。入学式の後に学科の教授とか先輩が集まって、新入生が順番に自己紹介する会があって、私はそこでたしか、おもしれぇ女になりたいですと言ったのです。だからびっくりしたけれど、はい私ですといいました。遠かったし別に顔は覚えていなかったみたいで、でも向こうもちょっとびっくりしてました。雰囲気変わったね、ようけ垢抜けたなあと言われてなぜかちょっと嬉しかったです。全然知らない人の印象に残っていて2年越しに発見された、物語みたいなものがありました。

TAさんには中国からの留学生もいて、日本語は片言なので基本的にみんなとは英語で話していたのですが、成り行きでちょっと中国語で話したらすごく喜んでくれて、英語日本語中国語混じりでしばらく会話していました。どの言語も、話せると話者はすごく喜んでくれるし、中国語はその機会が圧倒的に多いのでおすすめです。久しくやっていないけれど、また中国語モチベが上がりました。ポッドキャスト聴こうかな。

2024.06.08

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