私と  のことについて

まず、何から話そうか。
この話からしよう。

https://skeb.jp/@VIVO_Sun/works/2

当時、私は「先生よわよわシリーズ」の、あのキャラのことについて、(未だ出ていなかったとはいえ)空想で書いた。
その時はまだ、あのキャラについては出ておらず、(納品されるとも思っていなかったので、)とんでもない設定したかなぁ、と思いながら文を書いていたが、納品されたものは自分の想像を上回っていた。
自分は面白く思い、次作を書いた。

https://skeb.jp/@VIVO_Sun/works/7

クオリティの高さは言うまでもなく、あのキャラの設定がここまで固まっていた事に(作るのを頼む側とはいえ)実感を覚えていた。
その後色々と試行錯誤を重ねながら、色々アイデアを練った。

https://skeb.jp/@VIVO_Sun/works/10

その後、(色々あったのかは分からないけど)、原作にも出てきた。

恐らく、(設定の逆輸入)という形になっていたのを、私は嬉しく思いながら見ていた。
願わくば、(というよりここら辺から)、色々思い込むことが増えた。
自分の想像がそうなった事に対して、色々と考えることが増えてしまった。
Twitterのアイコンを頼むこと等もあり、(そのキャラデザが凄く良い出来栄えだったこともあって、)もし自分の作品が世の中に出ることがあれば、そのイメージを頼もうかと思ったことも多々あった。

そして月日は流れて、彼の人の創作が佳境に入っている、と感じた中で、ある依頼をした。

https://skeb.jp/@VIVO_Sun/works/32

いったいどんな物が出てくるか、長い月日の中で予想していた。
そして今、この文章を書いている訳だが、それは「自分の手を離れた」と感じたからだ。予想を裏切られた、とも思っている。悪い意味なのか良い意味なのかも、自分には解らない。
ただ、これは、このコンテキストは「自分のもの」ではないのだ。自分が予想すらしなかった方向で、私の長い長文は遮られた。
結局、彼と彼女は愛することも、何も出来ずに終わる。
でも、それで良いと二人は納得して終わる。

実を云うと最後くらい許せるだろうと思っていたから裏切られた、とも思うが、それは必要なことだとも思っている。
これでいい、とも思うし結局自分は無力だった、とも思った。これは予想できなかったし、やるせなさに見舞われたものの完全に敗けたような、そんな敗北感だけが遺された。

だけど、自分の幻想を否定される気分ってのは、なかなかどうして良いものじゃないか。…もうここからは自分のコントロールすら離れて。なんか荷をおろせた感じもした。

…辛いけど、まぁ彼等が嗤っているなら良いか。そんな気分にさせられる、作品だった。改めて、ありがとうございました。

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