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日本的共創マネジメント033:「マイプログラム」~自己革新のシナリオ(No.2)~

日本的共創マネジメント033:「マイプログラム」~自己革新のシナリオ(No.2)~

「マイプログラム」~自己革新のシナリオ(No.2)~:

(前号では40歳直前での「自己革新のシナリオ(No.1)」でしたが、それから15年後の55歳時点での「自己革新のシナリオ(No.2)」の事例です。)

「P2M と観見マネジメント」〜自己革新のシナリオ〜
2006年5月12日

要旨 
本論は、第二の人生設計において、P2M(Program & Project Management)のフレ

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日本的共創マネジメント032:「マイプログラム」~自己革新のシナリオ(No.1)~

日本的共創マネジメント032:「マイプログラム」~自己革新のシナリオ(No.1)~

「マイプログラム」~自己革新のシナリオ(No.1)~:

 
 私事で恐縮ですが、40歳になる直前に、「自己革新のシナリオ」というものをまとめたことがあります。当時担当していたプロジェクトの一環として、私的にまとめたものですが、これがその後の人生に少なからず影響を与えたように思います。
 まとめるに際しては、結構時間を掛け、ゼロベースで振り返り、真剣に記述した記憶があります。今読み返してみても、左

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日本的共創マネジメント031:「マイプログラム」~顧客価値からスタートする~

日本的共創マネジメント031:「マイプログラム」~顧客価値からスタートする~

「マイプログラム」~顧客価値からスタートする~:

PBS/EBSからWBS/WBNへ
~「Value Proposition」-顧客価値からスタートする~

WBSを作成する場合は、「技術(Engineering)を持った人が、成果物である製品(Product)を考えるとき、業務(Work)が結果として発生する」と考えます。技術(Engineering)をEBS (Engineering Bre

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日本的共創マネジメント030:「マイプログラム」~言葉の定義からスタートする~

日本的共創マネジメント030:「マイプログラム」~言葉の定義からスタートする~

「マイプログラム」~言葉の定義からスタートする~:

 

Matrix/WBS/WBN(≒PERT)
~「急がば回れ!」-言葉の定義からスタートする~

 私のPM講座ではWBS (Work Breakdown Structure)/WBN (Work Breakdown Network≒PERT)のワークショップを行います。4~5名の小グループに分かれて、与えられたテーマに基づき、協力しながら

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日本的共創マネジメント029:「マイプログラム」~仕事のプロを目指す~

日本的共創マネジメント029:「マイプログラム」~仕事のプロを目指す~

「マイプログラム」~仕事のプロを目指す~:

仕事のプロを目指す
Work is ART (Activity Reviewing Technique)

1.仕事のプロとは
プロ(PRO)とアマ(AMA)の違いとは何でしょうか?
辞書によると、PRO、PROFESS、PROFESSION、PROFESSIONALのように変化し、PROFESSという動詞には「~の知識(技能)があると主張する」という

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日本的共創マネジメント028:「マイプログラム」~夢のチカラ~

日本的共創マネジメント028:「マイプログラム」~夢のチカラ~

「マイプログラム」~夢のチカラ~:

 古い手帳に下記のメモが残っていました。

     夢があるから希望がある
     希望があるから目標がある
     目標があるから計画がある
     計画があるから行動がある
     行動があるから実績がある
     実績があるから反省がある
     反省があるから進歩がある
     進歩があるから夢がある 
         (出典:吉田貞

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日本的共創マネジメント027:「マイプログラム」~使命ということ~

日本的共創マネジメント027:「マイプログラム」~使命ということ~

「マイプログラム」~使命ということ~:

 ビジョンとミッションについての有名な事例は、アメリカのジョンF.ケネディが示した演説にあると言われます。彼は「われわれは、有人宇宙飛行という科学において世界のリーダーとなる」とアメリカ国民にアポロ計画ビジョンを示しました。そしてミッションとして「1960年代の終わりまでに安全に人類を月に着陸させ無事に帰還させよう」と述べています。このようにミッションはビ

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日本的共創マネジメント026:「マイプログラム」~系を超える~

日本的共創マネジメント026:「マイプログラム」~系を超える~

「マイプログラム」~系を超える~:

 現代社会は、「系(組織又はシステム)」が入れ子構造状に幾重にも張り巡らされて、個人はその中に囲い込まれている。このために個人は自らの世界観としての「観の想(プログラム)」を描くことなく、その部分は組織に委ねたまま、謂わば、魂を売った状態で日々の「見の想(プロジェクト)」のみで組織と一体化してやってきた。

 しかし今や、終身雇用・年功序列制も崩壊し、組織に委

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日本的共創マネジメント025:「マイプログラム」~知彼知己~

日本的共創マネジメント025:「マイプログラム」~知彼知己~

「マイプログラム」~知彼知己~:

 前回「見観マネジメント」がパーソナルマネジメントにおける要諦だと述べましたが、その道理は約2500年前の中国の知見に求めることができます。

 孫子の兵法書に「知彼知己、百戦不殆 (彼(かれ)を知り、己(おのれ)を知らば、百戦(ひゃくせん)殆(あやう)からず )」という言葉があります。「敵を知り己を知れば、百回戦っても負けることはない」と訳されますが、ここでい

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日本的共創マネジメント024:「マイプログラム」~見観マネジメント~

日本的共創マネジメント024:「マイプログラム」~見観マネジメント~

「マイプログラム」~見観マネジメント~:

1.観見の目
 宮本武蔵「五輪書」に、「観見の目」という言葉があります。「目の付けようは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る事、兵法の専也。敵の太刀をしり、聊かも敵の太刀を見ずという事、兵法の大事也。工夫有るべし。」(戦いのときの目のくばり方は、大きく広くくばるのである。目には観の目と見の目と

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日本的共創マネジメント023:「マイプログラム」~運命は性格のなかに!?~

日本的共創マネジメント023:「マイプログラム」~運命は性格のなかに!?~

「マイプログラム」~運命は性格のなかに!?~

 学生時代に、芥川龍之介の「運命は性格のなかにある」というくだりを目にして、そういうものかな~?と、深くは理解できませんでしたが、妙に記憶に残っています。30代の頃、小林秀雄の「人は性格にあった事件にしかでくわさない」という言葉に触れたときも、似たような想いを抱きました。そして60代を迎えた今、自分の来し方を振り返ってみるに、自分の人生は正に己の性格

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