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女優が介護士はじめてみたら毎日公演だった

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10年以上小劇場で芝居をやってきた筆者が 介護をはじめてからあった出来事や お芝居と通じる部分などを書いてます。 お芝居をする方、介護をする方 おじいちゃんおばあちゃんが好きな方へ
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記事一覧

倫理観ブラックの職場を辞める決意をした話。

介護職、夜勤専従のゆうゆです。 だけど、夜勤専従を辞めようと思います。 半年前の去年の10月、介護職に興味を持ち通勤しやすい職場を見つけて働き出してからいろんなことがありました。 「認知症」を目の前にして、どのような会話をしたらいいか模索したり 「人生の先輩」としてどのように接することが適切なのか調べたり実践したり。 11月〜3月には介護職員初任者研修を受講して介護の基本やコミュニケーション、また技術的な面を勉強して、はじめたての10月に比べたら気持ち的にも技術的にも向上し

小劇場女優が介護の仕事をはじめるまでの話

こんにちは。夜勤専従のゆうゆです。 今回は現状に至るまでの 私自身について書いていこうと思います。 私は高校生の頃から芝居の養成所に通い、 高校では演劇部も自分で立ち上げて活動していました。そのなかで「もっと創ることを勉強したい」と思うようになり、美術大学に進学します。 そこで出会ったのが小劇場。 地元では演劇をやるとなると大きなホールで行っていたのですが、小さなライブハウスのようなところで沢山の役者が自分のやりたい芝居を追求していることに感動して自分ものめり込むように

場所がわからなくなった認知症のおばあちゃんの話

有料老人ホームで夜勤専従をしているゆうゆです。 老人ホームを利用している利用者さんは認知症の方が多いです。 先日、夕方出勤すると申し送り(昼出勤の方からの昼の様子を引き継ぐ作業)で1人の利用者さん(仮にAさんとします)のテンションがあがっており、 「ここは宮崎じゃない!」 と、ずっと言い張ってるとのことでした。 もちろん、ここは宮崎ですし場所を移動したわけではありません。認知症の症状で場所が分からなくなってしまったようなのです。 そうなると、それが不安なんだと思います

介護と芝居は似ている

小劇場で女優をやっていたんですが、 母の入院と、私のパニック障害悪化をきっかけに地元に戻ってきてしばらくニート生活をしていた私。 パニックの症状が落ち着き、何をしようかと悩んだ末、思いきって介護業界に足を踏み入れてから 半年が経ちました。 去年の11月から初任者研修も受講して 3月に初任者研修取得し、在宅ケアもできるようになりました。 現在は、有料老人ホームで夜勤専従をしてます。 研修の先生とかから、 「芝居やってたからか、喋れるよね〜デイサービスのほうが向いてるんじ