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Polygon学習備忘録 【light paper】
"polygon"聞いたことあるけど、何なのかよくわからない。といった人向け。
今回はPolygon lightpaperを見ていきます。
polygon-lightpaper
Ethereumの課題
現状のEthereumが抱える課題として以下の点が挙げられます。
処理能力の低さ
UXの低さ
主権を持たない(??)
共有された処理能力の目詰まり・技術スタックがカスタマイズ出来ない・ガバナンスに依存性がある
多くのプロジェクトがこれらの課題を解決・軽減できるような方法を模索しています。しかしこれらのブロックチェーンを構築するようなフレームワークや各々が接続できるようなプロトコルが存在しておらず、エコシステムの断片化を招いていました。
Polygonという解決策
エコシステムの課題を解決するためPolygonが登場しました。つまりPolygonの主たる目的は、Ethereumをベースとしているブロックチェーンの相互接続を可能にすることです。
特徴
ざっくり列挙していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1676984281517-BdX7LpPyiP.png?width=1200)
ETH Compatibility
業界の優位性、確立された技術スタック、ツール、言語、標準、企業採用
Scalability
専用のブロックチェーン、拡張可能なコンセンサスアルゴリズム、カスタムWasmの実行環境
Wasm
WebAssembly は現代のウェブブラウザーで実行できる新しい種類のコードです。ネイティブに近いパフォーマンスで動作する、コンパクトなバイナリー形式の低レベルなアセンブリー風言語です。さらに、 C/C++、C# や Rust などの言語のコンパイル先となり、それらの言語をウェブ上で実行することができます。 WebAssembly は JavaScript と並行して動作するように設計されているため、両方を連携させることができます。
(Wasmは時間見つけて勉強したい)
Security
Ethereumもしくはプロフェッショナルなバリデーターが提供する"security as a service"
Sovereignty
専用化された情報処理とリソース、カスタマイズ可能な技術スタック、主権的なガバナンス
Interoperability
他のブロックチェーンとのトークンの移動やコントラクトを呼び出すなどの任意のやり取り、外部システムとの橋渡し
User Experience (UX)
ガス代の安さ、トランザクション処理の速さ
Developer Experience
Ethereumと同じように、プロトコルに関する知識が不要、トークンの預金・費用・認証不要
Modularity
高いカスタム可能性・拡張性・移行性(アップグレード可能性)
技術仕様
Polygonによってあらゆるプロジェクトが専用化され最適化されたEthereumのインスタンスを作成することができる。
このインスタンスはスタンドアローンなブロックチェーンとEthereumの良いとこ取りをしている。
Polygonの持つフレームワークとプロトコル、二つのブロックチェーンからなる特徴を解説していく。
Framework
One-click deployment
Ethereumに適応したブロックチェーンを簡単にデプロイできる
Growing set of modules
開発者が機能を追加していくことが出来る
(ステーキングや実行環境など)
Protocol
Arbitrary message passing
Polygon上のchainとEthereum同士のやり取りが可能
Security as a service
Ethereumが直接、もしくは専門(構築したブロックチェーン独自)のバリデーターが提供するセキュリティーサービス
Stand-alone chains
![](https://assets.st-note.com/img/1676988552923-bCQAVHAy0h.png)
Ethereumと互換性のあるブロックチェーンネットワーク
自前のセキュリティー
柔軟性
こんな組織向け
企業のネットワーク
強いコミニティーによって設立されたプロジェクト
Secured chains
![](https://assets.st-note.com/img/1676988611379-y9ek6tImwz.png)
security as a serviceの使用
こんな組織向け
スタートアップ
セキュリティーを重視したプロジェクト
アーキテクチャ
![](https://assets.st-note.com/img/1676987604992-7xwJk32zlb.png?width=1200)
Ethereum layer
Polygonの基盤
ステーキング
Dispute Resolving
Ethereum chainとPolygon chainsの接続
Security layer
バリデーターの管理
Polygon chainsのバリデーション
Polygon Networks layer
トランザクションの検証
ローカルでのコンセンサス合意
ブロックの生成
Execution layer
virtual machineの実行
スマートコントラクトの保存
他ブロックチェーンとの比較
![](https://assets.st-note.com/img/1676989348589-XIvKrSckbG.png?width=1200)
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