【看護師という仕事】仕事に対する向き合い方のベースになったこと

看護学校卒業後、準職員として、一年ほど他病院に研修に行っていた。

すぐに働くのが怖くて、その選択をした。我ながらかなり後ろ向きである。結果、とても良い経験になったのだが(そして2度と経験したくない1年にもなった)。

研修は前半期と後半期に分かれていた。

前半期はひたすら問題解決型学習。来る日も来る日もグループでの話し合い。指導員がファシリテーターとなり、話し合いを見ているため、不用意なことはできず、もちろん不参加は言語道断。めちゃくちゃストレスだった。短気な私は、大声を上げたり、悪意あることを言ったり、泣いたり散々だった。

後半期は超急性期に当たる部署を短いスパンでローテーション。各科係長クラスのベテランが研修指導にあたるため、これまたキツイ。途中行き詰まった私は、一週間で5kg体重が減るほど食欲が落ちた。

この研修制度はもう無くなってしまった。なんでも、学生からの需要がないのと、指導者側の負担が大きい割に成果が得られなかったということだ。まこと、すみません。

今思えば贅沢な待遇であったなあとしみじみ思う。


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