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初心者が オリジナル美少女着ぐるみマスク をお迎えする話

本記事は、以下Youtube動画の内容を文面化したものです。
Youtube動画の内容は、次の通りです。

オリジナル美少女着ぐるみマスクを、マスク工房さんからお迎えする。

以下が、本記事のざっとした流れを示す目次です。


①:背景(モチベーション)

2000年代と比べると、美少女着ぐるみマスク(着ぐるみマスク)をWebやリアルで良く散見されるようになりました。
私の主観ですが、Webやリアルで見かける着ぐるみマスクのデザインは、漫画・ゲーム・アニメといった版権キャラが大半を占めるように見受けます。
一方で、いわゆる オリジナル着ぐるみマスク の割合は、版権マスクと比較すると、ずいぶん少ないかなと思います。

版権マスクを工房さんからお迎えしたい場合、発注者はその版権キャラのデザイン素材や画像はWebや書籍から入手でき、それらを工房さんに提示することで、工房さんは比較的容易に該当キャラのイラスト図が作成できると思います。
他方、オリジナルキャラをお迎えしたい場合は、発注者が必要に応じてある程度オリジナルキャラのイラスト図を準備して、工房さんにお示しする必要があると思います。

版権キャラを工房さんからお迎えする流れを解説しているWeb媒体は、私の方でもいくつか存じ上げております。
一方で、オリジナルキャラを工房さんからお迎えする流れを解説しているものは、版権キャラの場合と比較すると、数が少ないかなと思います。

私事で恐縮ですが、私がたまたま複数のオリジナルキャラを工房さんからお迎えしており、そのなかの1キャラを工房さんからお迎した流れをご紹介させていただきたいと思います。
また、本記事は私の備忘録を兼ねております。
※なお、以下は動画リンク先や工房さんによる画像や写真を表示していますが、関係各位から引用の了承をいただいております。

②:ペンタブ

さて、当時の話ですが、私自身がオリジナルキャラをお迎えしたいなと思ったときに、そのキャラデザインイメージはある程度自分の頭の中で出来ていました。
それをアウトプット化したく、ペンタブを準備しました。

③:お絵描きソフト

ペンタブを準備したので、お絵描きソフトが必要になります。
私自身、ペンタブを用いてお絵描きしたことが無いので、お絵描きソフトをWeb検索すると、たくさん表示されます。
上位表示されたもののいくつかの使い勝手をWeb記事やYoutube動画で比較して、以下のお絵描きソフトを使ってみることにしました。

④:お絵描きソフトの使い勝手を確認

そのお絵描きソフトですが、私にとっては使用が初めてでした。
次のサイトが、その使用手順を丁寧に解説されているので参考とさせていただきました。

具体的には、ペン入れ、色塗りを経て、左キャラの作成を説明されています。
解説動画の通りに、私もお絵描きをしてみました。
その結果が右キャラです。
色の違いはありますが、お絵かきソフトを用いてキャラ作成の流れは最低限できたと判断しました。

⑤:オリジナルマスク仕様において重要視する項目

さて、これでオリジナルキャラのイラスト図作成の準備ができました。
オリジナルキャラのイラスト図を作成するにあたり、私の中では、最低限次の3条件を満たすことが望ましいです。

  1. マスクデザインが自分の好みであること。

  2. 工房さんがそのマスク作製にあたり、負荷が工房さんの許容内であること。

  3. 良視界マスクであること。

⑥:マスクイラスト図の作成

というわけで、下書きを描いてみました。

で、下書きを描いてみたのですが、このデザインが一般的なマスクデザインと大きく逸脱していた場合、マスク運用に難が生じます。
なので、このデザイン妥当性の検証を試みました。

具体的には、当時私が所有していた2マスク(※)と比較しました。
それぞれのマスク写真に対して自分の下書きを重ねてみると、顔の輪郭・口・鼻・瞳・目穴位置がそれなりに一致しているので、下書きデザインが一般的なマスクデザインと比べて大きく逸脱していないだろうと判断しました。
※:それぞれ工房さんが異なります。

オリジナルマスクの被り心地をできるだけ良いものにしたいので、自分の顔周りの測長データを工房さんにお渡しした方が良いだろうと思いまして、測った結果が以下の通りです。

オリジナルマスクの被り心地パラメータの中で、私が特に重要視しているのが良視界です。
なので、これに関係するマスク仕様を下図の通りにおいてみました。

他のパラメータ、例えば、頭外周長がありますが、これらのパラメータは私のイラスト図には記載しませんでした。
といいますのは、私のイラスト図は2次元であり、上記パラメータは3次元なので、自分のイラスト図への反映が難しいからです。
また、これらのパラメータ反映は、経験が豊富な工房さんの方で適切に対応していただけるでしょうから、記載は控えました。

というわけで、下書きを進めてペン入れを終えました。

次に、色を塗りました。

こんな感じで、正面図を描き終えました。

側面図も描いてみました。

側面図の高さ方向が正面図とずれているとよろしくないので、そこは合わせました。

⑦:工房さんへ発注依頼

で、オリジナルマスクのイラスト図を描き終えたので、このマスク製作をお願いしたい工房さんにコンタクトしました。
上記資料をお渡しし、工房さんにご検討いただき、マスク作製を引き受けて下さったので、発注の手続きを行いました。

で、後日、工房さんからマスク図を送信していただきました。

この図を自分のイラスト図と重ねると、良く一致していることが確認できました。
工房さんが丁寧にCADファイルを作って下さったことが分かります。

その後、マスク作製が進み、工房さんから完成のお知らせと以下写真をいただきました。
これらの写真を初めて拝見したときの感動を今でも覚えております。

⑧:マスクの到着

後日、マスクが届きました。
緩衝材がガチガチに詰まっており、こわれもの対策に力を入れていらっしゃることが分かります。
マスクは、ウィッグの脱着ができ、全頭面タイプです。

私が重要視している視界に関する仕様を測長しました。
私の希望と一致しており、工房さんの丁寧な仕事がお見受けできます。
感動です。

以上を経て、マスク試着を行いました。
私が元々希望していた以下3条件を満たしているので、工房さんに満足度が高いマスクを作っていただきました。

  1. マスクデザインが自分の好みであること。

  2. 工房さんがそのマスク作製にあたり、負荷が工房さんの許容内であること。

  3. 良視界マスクであること。

⑨:ご注意

というわけで、僭越ながら、私の経験のご紹介でした。
なので、今後、同工房さんにオリジナルマスクを発注される方が同じプロセスを経るかどうかは分かりかねますので、ご理解をお願い致します。

本記事は、極めてとんがった内容ではありますが、どなたかの参考になれば幸いです。

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