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気難しい相手を変えていくには、まず相手に愛を与える(ほめる)だけでは、対処法にならない。やることは一つ!

精神科医・ゆうきゆう氏と漫画家Jam氏のコラボによる『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』の東洋経済オンライン掲載記事から。

むむっ、ゆうき先生、それだけでは攻撃的な人の態度は変わりませんよ!と言いたくなった。


特に補足したくなったのは、
「とにかくほめれば、態度は軟化」のページ。


気難しい相手を変えていくには、まず相手に愛を与える(ほめる)
とにかく褒めれば態度は軟化

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僕がすすめるいちばんの方法は、「とにかくほめてあげること」。容姿、能力、服装など、立場以外のものなら、なんでも構いません。相手はそれらの部分に自信がないからこそ、そのほめ言葉は格段に心の中に染み入るはずです。
これらを繰り返していけば、相手の中に確実に「これだけほめられると、なんだか悪いな……」という気持ちが湧いてきます。
また「今より高圧的な態度に出て委縮させてしまうと、これ以上ほめてもらえない……」と無意識のうちに感じ、次第にあなたに対する態度を軟化させてくるはずです。
さらにほめ言葉がヒットしていけば、「なんかお返しに、頼みでも聞いてやるか……」 と思ってしまう可能性も大です。
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褒めるだけでは対処法にならない理由(1)
ほめ言葉がヒットしていけば・・・しなかったときはどうなるのか。

意地悪な人からの攻撃を軟化させるのに、「褒める」だけで対処法にならないと私は原体験から言いたいです。

この本に登場する攻撃してくる人は、

「威張り散らす上司」
「文句ばかりの先輩」
「悪口ばかりのママ友」

です。

こういった印象の人達は、言いやすい人の前では
思ったことをストレートに言葉にして言い放ちます。

なので、こちらが容姿や能力、服装など立場以外のもので褒めたとき、

あなたへの態度が軟化するどころか、変な上げ足を取られて
攻撃のネタにもなりやすいのです。

「それって嫌味?」と変に取られた経験ありませんか?
「いいえ、そんなつもりで言った訳ではありません」と
取り繕った苦い経験がよみがえります。

  >>褒め言葉がヒットしなかったときの反撃は強烈


褒めるだけでは対処法にならない理由(2)
加えて、ひとりっこ内気で内向的な私たちの場合、

普段から他人をほめることをしていないので、容姿や能力、服装を褒めろと言われても、それってけっこう難しい行動だと思いませんか?

髪型を褒めたら、セクハララインに触れることもあります。

 >>相手に気を使って言いなれないセリフを語ると地雷を踏んでしまう

◆褒めないで、上手にお願いしたりするコツ

×《謝罪・ほめる・お願い》 < ◎《質問・簡潔な説明》

申し訳ありません(謝罪)
○○さんの説明は聞いていて分かりやすいです(ほめる)
どうか教えてくださいませんでしょうか(お願い)

これらの対応は、「相手がつけあがる言葉」です。
一時的にその場のトラブルをしのげても、あなたとの上下関係の緩和に
まではつながりません。

どんなにひどい失敗やトラブルでも《謝罪・ほめる・お願い》の多用は
危険です。

逆に力関係が鮮明になり、あなたが自分自身を苦しめることになります。

日本人は、すぐに相手の懐に入ろうと柔らかい言葉を使いがち。

あえて、言い訳のような長い長い枕詞を省いて、冷静な気持ちで、
ターゲットとなる問題について、《質問・簡潔な説明》で相手と対等な立場で会話をする。

「そんなことで気難しい人との関係が変わりますか?」と聞かれたら、

「少なくとも、謝りたくないのに謝っている自分の気持ちとのギャップがないので、ストレスは溜まりません。ですから、その人との接点でストレスが生まれることはありません。」と答えるでしょう。