ライターシリーズ③・ライター3年目で営業活動開始!

ライターの仕事を始めて3年くらいたったころ、私はどうしても「華やかな仕事」がしてみたくなりました。

そもそもライターを志したきっかけが「女性誌が大好きだから」

ファッションや美容、インテリアなど、女性が好むものは全部好きな私なので、そんな雑誌作りに携われたらどんなに楽しいだろうかと思いました。

のちに、それらの分野は撮影立ち合いで長時間拘束されるという実態がわかってくるのですが、このときはただただ「自分の興味のある分野でライティングをしてみたい」という気持ちが強かったのです。

何しろ今より20歳若かったですからね。

今ではすっかり健康ものに自分の興味もシフトしている私ですが、当時はもっと明るく華やかな分野の仕事をやってみたくて仕方ありませんでした。

そんなとき、イラストレーターの友人にこう言われました。

「もう3年の実績があるんだから、やりたい雑誌の編集部に電話して売り込みに行けば?」

その言葉を真に受けた私は、言われた通りにすることにしました。

・・・今、考えるとすごい度胸をしていたな、と思います。

自分がどれほどのものか、全然わかっていなかったのですね。

最初にすんなり月刊誌の仕事がもらえたことと、その月刊誌の編集者の方たちがみんないい人たちで、親切にしてくれていたので、どこに行ってもやさしく接してもらえると信じて疑っていなかったのです。

どんだけ世間知らず??って感じですね(-_-;)

しかし、世間知らずだったから、臆することなく大きな出版社に売り込みに行くことができたのも事実。

「自分の経歴じゃ、とても恐れ多くて」なんて思っていたら、今の私はなかったと思います。

そして、このときの売り込み営業は、私のライター人生に大きな影響を与えることになりました。

やり方はとても単純。

「ここで仕事やりたい!」と思った編集部に電話して、自分はライターとして3年の経験がある、つきましては貴編集部で新規のライターの登用予定はないか、ぜひ一度ごあいさつに伺わせてほしい、とお願いするのです。

今、これが通用するかどうかはわかりません。

しかし当時は通用しました。

その後も何度かこのやり方で営業しましたが、とりあえず一度は会ってくれます。

さて、大手出版社の人気女性誌の編集者とアポイントを取り付けた私は、ダイエット企画をひとつ、持参して臨みました。

編集者はライターとしての私にはまったく関心を持ってくれませんでしたが、企画には反応してくれました。

そして「次の号でダイエット特集をやるので、その企画で2ページ書いてみてください」とその場で仕事を振ってくれたのです!

「ええっ??? ホントにいいんですか???」

天にも昇るような気持ちでした。ほんとうにうれしかった♪

こうして、私の「初営業」は成功したのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?