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【自著紹介】「氷の貴公子に花の乙女の祝福を」

【あらすじ】
花と緑を司る女神の血を引くティナは、北の地の領主であるラザファムのもとに嫁ぐことになる。
寒さが厳しく貧しいその土地に、女神の祝福をもたらすために。
真に愛し合う者と添ったときに女神の祝福はもたらされ、その地は豊かになると伝えられているが、それを体を繋げることだと解釈したラザファムにティナは強引に純潔を散らされてしまう。
豊かな土地出身のティナを憎むかのように冷たいラザファムとすれ違うばかりの日々。そんな中でも北の地の人たちのためにできることはないかとティナは奮闘する。
そうするうちにティナとラザファムは少しずつ理解し合い、惹かれ合うようになるが、慣れない厳寒の地でティナは病に倒れてしまう。
花の乙女は、凍りついた男の心を溶かすことはできるのか――!?


TL小説7作目は、ファンタジー色強めの作品です。

女神の血を引く気の強いヒロイン×冷徹で傲慢なヒーローの、すれ違いから始まる恋の物語なのですが、とにかく序盤はヒーローのラザファムがひどいのです!

合意の上での初夜とはいえ、そのときにヒロインのティナをそれはそれは乱暴に扱いますので。

でも大丈夫!

ティナも、ただでは起きません。めっちゃタフです。

そんなふうにラザファムに疎まれ、憎まれ、ひどい目に合わされても、嫁ぎ先の領地の民たちが幸せになれるにはどうしたらいいのか、女神の子孫である自分の役目を果たすにはどうしたらいいのか考えて行動していきます。

そして時に優しく、時にひっぱたいて、ラザファムの心を溶かしていくのです。まさに飴と鞭、北風と太陽のように夫であるラザファムに接するティナはかなり癖が強いですし、相当なじゃじゃ馬ですが、そういった元気で根性のあるヒロインがお好きな方にはかなり楽しんでいただけると思います。

初めは愛のない行為だった二人の営みが、気持ちが通じ合うにつれて穏やかでロマンティックなものに変わっていく様子もお楽しみください。

マイナススタートからの両想い、頑張るヒロイン、冷徹キャラの改心などにびびっと来た方にオススメします!

有紀先生のポップなイラストもとっても可愛くて、ぜひ中の挿絵も見ていただけたらなと思います。

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