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【自著紹介】「おてんば姫と暗殺騎士の不埒な本能〜忍びやかな蜜逢い〜」

【あらすじ】
小国の王女であるディーネは18歳の誕生日を迎えたあと、隣国に嫁ぐことが決まっていた。まだ幼い弟に少しでも安寧を与えてやるために、民に平和をもたらすために――そう覚悟を決めていたはずなのに、ある日ひとりの男性と出会ってしまう。旅人を名乗る男・シリルと交流していくうちに、どうしようもなく彼に惹かれていくディーネ。婚約者がいる身なのに、国のために間もなく嫁ぐのに……。「俺と一緒に逃げますか?」そんな彼の誘いに逃避行を決めたディーネだったが、甘く幸福な夢は瞬く間に覚めてしまう。「俺は人殺しだから」という言葉を残してシリルが消えたあと、隣国の王が暗殺されたという知らせが届く。純粋に互いを求め合った二人の恋は、陰謀に巻き込まれていく――。


TL小説10作目のこの作品は、無垢な小国の姫×陰のあるわけあり男子です。

タイトルにあるとおり、ヒーローは暗殺者です。アサシン!黒髪クール系のお顔立ちでアサシン!私の夢がつまっています。おまけにところどころ敬語ですからね。たまりません。

ヒロインであるディーネは、大国の勢力に怯えながら暮らしている小国の姫で、王位を継承する立場でありながらまだ幼く身体も弱い弟のために、民のために、力を持った隣国へ嫁ぐことが幼いときから決められていました。

それでいいと思っていたはずなのに、ある日不思議な青年シリルと出会い、彼に恋してしまいます。

迷いながらも惹かれ合い、戸惑いながらも想いを遂げてしまう二人。一緒にどこかへ逃げようと話していたはずなのに、シリルは不穏な言葉を残して姿を消してしまいます。

そこからディーネは大いなる陰謀に巻き込まれていき…という物語です。


ディーネとシリルが惹かれ合っていく様子や結ばれてからの幸せな様子も楽しんでほしいのですが、シリルとある人物との関係性やかけ合いがなかなか気に入っています。そういった脇をかためるキャラたちも一緒に愛でてもらえればと思います。

イラストは炎かりよ先生です!数多くのTL小説のカバーを手がける炎先生ですが、女の子の可愛らしさも男性のかっこよさもかなり幅広くて、一読者としてもいつも楽しみにしていました。記念すべき10作目のTL小説ということもあり、炎先生に表紙と挿絵を描いていただけたことは本当に幸せでした。編集さんからイラストレーター決定の連絡を受けたときは、嬉しくて踊りました。

いつもは作品の推しポイントを書くのですが、この作品は炎先生のイラストにビビッと来た方にはおすすめします!表紙だけでなく中の挿絵もカラー口絵もほんとうに素敵なので!

サポートしていただけたら、何か美味しいものを飲んで執筆頑張ります。