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第一回デザイン周辺勉強会:テクニカルライティングのログ

この記事は、以下のイベントの書き起こしです。


前振り

ちゃちゃき「じゃあ蒔山さんにバトンタッチして、早速お願いしたいと思います。」

はい。ではよろしくお願いいたします。今、スライドを共有したんですが、見えているでしょうか。あとは、その音声はクリアに聞こえてますかね。大丈夫ですかね。いつも聞こえないとか…ありがとうございます。じゃあ、始めたいと思います。

自己紹介

「染み出すテクニカルライティング」というタイトルでやらせていただきます。今も、簡単に私の自己紹介があったんですが、しますと、蒔山と申します。

株式会社ヒューマンサイエンスというマニュアルの制作会社で、テクニカルライターとして勤務しています。もうマニュアルのライティングとあとディレクションを主に担当しているんですが、2年ぐらい前から、会社でやっているオープンセミナーなどで、セミナー講師もやらせていただいています。

バックグラウンドとしては、実はライティングとは全然関係ないところから来ていて。大学・大学院では、実は「昆虫病原ウイルスと寄生蜂」っていうテーマで研究をしていたので、だいぶ畑違いのところから来たんですが。何か研究やっているよりも、何か複雑な情報をまとめてわかりやすく発表するみたいなそういう機会があって、そういうの楽しいなと思って、ご縁あって今の会社に流れ着きました。

興味としては、UXデザインだったり、情報アーキテクチャも最近勉強しております。趣味は三味線と、あとゲームは最近ApexLegendsをすごくやっています。Twitterカウントがあるので、よろしければフォローしていただけると、今後も交流とかできて嬉しいなと思っています。よろしくお願いします。

目的・前置き

で、今回の目的なんですが、ちゃちゃきさんが先ほどご紹介してくださったように、このシリーズ物の勉強会の目的としては、よりデザイン分野の輪郭をはっきりさせていこうっていうものがあると思うんですが。
私のこの担当分としては、「テクニカルライティング」っていうのが、そもそもあんまり皆さんもなじみのない分野かもしれないので、そこをまず簡単に理解いただきたいっていうのと、今後、皆様の業務の中でどういうふうに繋がっていけるかとか、発展させていけるか、っていうことを考えるきっかけにできればと思っています。

ここからは、言葉の使い方の前置きになるんですけども、結構テクニカルライティングを使ってライティングをする人って、テクニカルライターだけではなくて、最近だとプロダクトライターとか、UXライターっていうふうに載っている方もいらっしゃるんですが、今回はちょっと総称して「テクニカルライター」と呼ばせてください。

また、テクニカルライティングを使って書くドキュメントっていうものは、マニュアルだけではなくていろんな技術ドキュメントとかあるんですけども、今回ちょっと総称として、代表としてマニュアルという言葉を使って、主にマニュアル中心にお話します。

多分他のドキュメントにも共通する部分たくさんあると思うので、その辺り時々置き換えながら聞いていただければと思います。あと今Discordで多分すごいコメントしてくださってると思うんですけど、私ちょっと見る余裕がなくて申し訳ないです。
何か不具合とかがあったら、zoomで送っていただいた方が、私見れるかも知れないです。でも、後で(Discordも)拝見します。

アジェンダ

はい、本日のアジェンダです三つに分けてお話したいと思います。

まず一つ目は、テクニカルライティングとテクニカルライターを知りましょう、ということです。最近、結構テクニカルライティングのスキルを求めている求人を見つけるので、そこから見てテクニカルライターって実際、どんな業務をしているのかっていうのと、最近どういうことが求められているのかっていうトレンドをご紹介できればと思います。

そして、テクニカルライティングのポイントですね。これは、多分実際しっかりやるってなると、2日間の大掛かりな実務セミナーみたいになってしまうので、私が普段の業務で重視している部分をピックアップしてご紹介できればと思います。

また、最後にダイアログに向けて、これからのテクニカルライティングということで、これらの話をまとめてちょっと私の考えを話す時間にしたいと思います。では早速、テクニカルライティングテクニカルライターを知るという部分に入ります。

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